建畠大夢(たてはたたいむ)1880年–1942年
建畠大夢は明治・大正・昭和にかけて活躍した彫刻家です。
人物を表現した彫刻を得意としており、堅実で温和なムードがある写実性豊かな作品を数多く手がけています。生前は主に文展で活躍したほか、東京美術学校(現在の東京藝術大学)教授として後進の指導にあたったり、直接の弟子を率いて直土会を結成して展覧会を開いたりと、さまざまな活動を行って日本の彫刻の発展に尽くしました。日本各地の有名美術館に所蔵されている作品も多く、いずれも高い価値を誇ります。
優れた教育者としても活躍した彫刻家
1880年、建畠大夢は現在の和歌山県有田川町に生まれました。
家族の希望で医学校に進みますが、自身は医師よりも彫刻家を志望して京都市立美術工芸学校に移り、さらに1907年に東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進んで学びました。
在学中からその名はすでに知られており、卒業する年の1911年には文展で三等賞を受賞するなどして活躍していました。
学校を卒業後は、新進気鋭の彫刻家として主に文展で作品を発表。いずれも高い評価を得ます。そして1919年には帝展(文展より改称)審査員を務めます。 また1920年には母校の東京美術学校教授に就任。多くの若い彫刻家を指導しました。 この時期、自身の研究所を持ち、後進の指導に熱心に取り組むかたわら、国の依頼を受けて国会議事堂に設置する伊藤博文の銅像制作などを行っています。
そんな建畠大夢は、戦争の足音が近づいてくる1940年代初頭、直接の弟子たちを集めて組織した直土会で展覧会を開くなどしてさらなる活躍を期待されましたが、1942年に惜しまれつつ死去。享年63歳でした。
建畠大夢の代表作
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「夢」
京都市京セラ美術館に所蔵されている作品で、女性の裸像です。 すらりとしたプロポーションの直立した女性が、足をピッタリと閉じてやや腰をひねり、両手で自分の体を抱きしめるようなしぐさをしている姿が表現されています。 顔をうつむけ、何かに耐えているかのような表情が伺えるのが特徴で、夢のようにはかなく消えていく運命を象徴しているかのような深いテーマ性が感じられます。
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「感に打たれた女」
こちらも「夢」と同じく直立した女性を表現した裸像で、和歌山県立近代美術館に所蔵されています。「感に打たれた=何かにショックを受けた女性」の姿が、顔に手を当ててややのけぞっているかのようなポーズで表現されています。写実性に優れた女性美とともに、いきいきとした躍動感が感じられる作品です。
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