相馬御風(そうまぎょふう)1883年–1950年
相馬御風は明治・大正・昭和にかけて活躍した文化人です。
詩歌や評論などの文筆を中心に活躍していますが、特に歌に秀でており、早稲田大学をはじめ数多くの学校の校歌を作詞。また翻訳者としても活躍しており、ロシア文学の名作を日本に紹介。さらに書画にも優れており、多くの作品を残しています。
詩歌と書画に堪能な近代日本を代表する文化人
1883年、相馬御風は新潟県に生まれました。
1900年代の初めに上京して早稲田大学に入学。在学中から文学に目覚め、小説や詩歌などを手がけています。
当時は、江戸時代以来の「文語体」から脱却した新しい文学の表現が求められていた時代。御風は、周囲の詩人や作家たちとともに話し言葉をもとにした「口語体」の完成に挑みます。詩を得意としていた御風は、口語自由詩の制作に没頭しました。
大学卒業後の1911年には、母校の講師として教えつつ作詞家としての活動を開始。1908年には大学の校歌を作詞していました。さらにこの時期に翻訳家として精力的に活動し、トルストイやツルゲーネフといった近代ロシア文学の巨匠たちの作品を翻訳しています。 1914年には歌謡曲「カチューシャの唄」を作家の島村抱月とともに作詞。トルストイの『復活』にインスパイアされた曲で、この歌を題材にした映画も作られるなど大ヒットを記録しました。
こうして東京で活躍していた相馬御風でしたが、1916年以降は故郷に戻ります。 著作を手がけつつ詩歌を詠み、書画に熱中するなど悠々自適な生活を送り、また江戸時代後期の高僧・良寛の研究を行うなどさまざまな分野で活躍を続けました。 以後は戦中・戦後も故郷に腰を据えて活動を続け、1950年に死去。 死後も良寛を描いた著書『良寛様』が復刻されるなど、その作品は現在でも親しまれています。
相馬御風の代表作
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新潟県新潟市にある知足美術館には、御風の書を伝える掛軸が2本、所蔵されています。 いずれも御風が詠んだ和歌を書にしたためたものです。 ひとつは、「つつましくまふたをとちぬ丘の上に 春日をあひてねころひなから」という歌を書いたもの。 とある春の日、やわらかい陽が降りそそぐ丘の上で寝転び、そよ風に吹かれていると自然にまぶたが落ちてくる。なんと気持ちいいことか……という平和でおだやかな春のまどろみの楽しさを描いています。 御風の筆遣いは流麗で、風に吹かれる野草のように楚々とした雰囲気があります。
その他、相馬御風の作品は『相馬御風遺墨集』などでも見ることができます。
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