鈴木信太郎(すずきしんたろう)1895年–1989年
鈴木信太郎は、大正から昭和にかけて活躍した洋画家です。
幼い頃の病気によって左半身が不自由になり、車椅子での生活を余儀なくされたものの、自身の目に映る低位置からの風景を描くことでオリジナリティーを生み出しました。
その独特の視点、童心あふれるユニークなタッチで描かれる風景画はすぐさま話題を呼び、一躍その名を広めました。
また、創作活動に励みつつ、その一方で二科会会員として活動したり、一陽会の結成に携わったりと幅広く貢献。日本近代洋画において、重要な役割を担う中心人物の1人として活躍しました。
これらの功績が讃えられ、1988年には文化功労者に選ばれています。
身体的なハンデがありながらも近代洋画の発展に貢献した画家
鈴木信太郎は1985年、八王子(現・東京都八王子市。当時は神奈川県の一部)で生まれました。
八王子は養蚕や織物が盛んな地域であり、鈴木家も生糸業を生業としていました。長男として、本来であれば家業を継ぐ立場にあったものの、病気で幼少期から車椅子生活を余儀なくされたために、両親から絵の道を勧められます。
こうして画家を志すようになった鈴木は、15歳で白馬洋画研究所に入所し、画家・黒田清輝に師事。当時、洋画勉強といえば石膏像の写生が基本だったものの、この頃から外で風景画を描き、学んでいきました。
しかし18歳の頃、画家として生きることに不安を抱き、地元・八王子に帰省。府立染織学校(現・都立八王子工業高校)で織物図案を学び始めました。 とはいえ、完全に絵画から離れたわけではなく、学校に通いつつも独自に風景画を制作。このときの作品が文展で初入選し、日本画壇デビューすることになります。 以降、画家の道を諦めきれずにいた鈴木は日野多摩川にある善生寺に寄寓し、絵画制作に専念。独特な視点から描くユニークなタッチの作品をいくつも生み出し、数々の著名画家と肩を並べるほどに知名度を上げました。 その後も二科会会員を務め、さらには一陽会の結成に立ち会うなど、日本近代洋画の発展に大きく貢献したことから、1988年、文化功労者に選ばれました。
鈴木信太郎の代表作
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「白い服と黒い服の人形」
鮮やかな色調の明朗な風景画を得意とする一方で、可愛らしいフランス人形をモチーフにした作品も多く描いた鈴木信太郎。 本作品もそのひとつで、モダンな雰囲気を漂わせる人形を洗練された色彩感覚で描きました。 この絵は洋菓子店などの包装紙柄として人気を博し、現在においても各地で使用されています。
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「秋晴れ」
紅く色づいた秋の自然風景を、鈴木ならではの明るい色調、活き活きとしたタッチで表現した作品です。 生まれながらの色彩センスによる配色が秀逸で、爽やかな秋風を感じられる情緒深い作品に仕上がっています。
そのほか、「靴屋」「象と見物人」などが代表作として知られています。
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