劉松年(りゅうしょうねん)生没年不詳
劉松年は、銭塘(現在の浙江省)出身の宮廷画家です。
現在の杭州市に建てられている「清波門(通称・暗門)」の近くに住んでいたことから、“暗門劉”とも称されていました。詳細な生没年については不詳ですが、南宋時代(1127~1279年)に活躍していたことが明らかになっています。
そんな劉松年は生前、人物画や山水画を多く制作しており、繊細かつ緻密な描写で人気を集めました。 その卓越したセンスと巧みな技法から、同じ時代に活躍した馬遠、李唐、夏圭たちと合わせて“南宋四家”と称されています。 その作品は現在に至るまで高く評価されており、2010年には中国国内で開催されたオークションで彼の作品「雪渓挙網図」が出品され、日本円で約3億円にものぼる1792万元で落札されたことが話題になりました。
皇帝からも認められた南宋時代を代表する名画家
幼い頃から絵画の才能に長けていた劉松年は、1190年から1194年までの4年間にわたって本格的に絵画を学び、画家になることを決意します。
特に人物画や山水画を得意としており、いずれも繊細な筆致による写実的な描写が特徴的です。人物や動物、鳥たちを躍動感あふれる構図で見事に描き、また草花の1枚1枚を細かく描き分けました。
そんな彼の作品が第4代皇帝・寧宗にひどく気に入られたのをきっかけに、劉松年は宮廷画家として創作活動に励むことになります。 以後、よりいっそう学びを深め、色彩豊かな作品を数多く制作。その功績が称えられ、寧宗から名誉ある称号を授与されました。 こうして画家としての地位を確立させた劉松年は、同じく南宋時代に名画家として名を馳せた馬遠、李唐、夏圭とともに“南宋四家”と称され、後世に語り継がれる存在となりました。
劉松年の代表作
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「露伴」
1207年に描かれ、現代においても未だに根強い人気を誇る作品です。 男性や動物たちの姿、自然風景が緻密なタッチで描かれており、細部まで劉松年のこだわりが見られます。 また、絶妙に描かれた陰影により、明部と暗部を見事に表現。立体感あふれる作品に仕上がっています。 現在は、かつて紫禁城と呼ばれた世界最大の宮殿であり、中国を代表する世界遺産でもある「故宮」内の「国立故宮博物館」に収蔵されています。
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「四景山水」
南宋王朝を代表する作品のひとつ。
「露伴」と同じく、現在は国立故宮博物館に収蔵されています。 1枚の支持材を4区画に分割し、それぞれに四季折々の情景を描いた構図が特徴。 こちらも細部にまでこだわった繊細な筆致を特徴としており、趣のある見事な山水画に仕上がっています。 そのほか、「羅漢図」「醉僧」なども代表作として有名です。
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