山田良定(やまだりょうじょう)1931年–2002年
山田良定は、昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。
晩年まで精力的な創作活動を続け、多くの作品で高い評価を得ています。また、優れた作品を世に送り出す彫刻家であると同時に、僧侶、教育者といった側面も持っています。教育者としては、滋賀大学の教授として後進の育成に努めたほか、子どもたちのための美術教育にも熱心に取り組みました。
作品の中にはパブリックアートとして展示されているものも多く、現在も多くの人に親しまれています。
日展で活躍した昭和・平成の彫刻家
1931年、山田良定は現在の滋賀県東近江市に生まれました。
1954年に滋賀大学の教育学部を出たあと、彫刻家を目指して富永直樹に師事。生まれ持った才能を発揮して、優れた作品を生み出し始めます。
彫刻家として初めて注目されたのは1963年のことで、日展で初入選。以後は活動の場を日展に定め、毎年作品を発表します。
1970年代の半ばには、「潮風」「草原」という作品で2年連続の特選に輝きます。
その後も日展で活躍を続け、1981年には審査員を務め、また1990年には「秋・ふたり」という作品で文部大臣賞を受賞するなどしてその名を確固たるものとしました。 また1998年、代表作のひとつである「開幕の刻」を発表。芸術院賞を受賞して話題を呼びます。
そんな山田良定は、彫刻家として活躍するかたわら母校の滋賀大学で教鞭をとり、さらに滋賀県大津市の公民館で開かれていた児童美術教室では子どもたちの指導を行い、若い才能を育てました。 また、滋賀県近江八幡市の専念寺の住職でもありました。
山田良定の代表作
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「湖風の像」
北海道札幌市の大通公園西3丁目に設置されている像で、筋骨たくましい青年が地面に足を踏みしめて堂々と立っている姿を表現した作品です。 若者の清廉な姿が感じられるこの作品は、良定いわく「湖を吹き渡る風のような爽やかさ、清らかさを青年をはじめ社会全体に感じてもらいたい」という意図で制作されたもの。その言葉通り、青年の限りない爽やかさが見事に表現された傑作となっています。
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「開幕の刻」
こちらは奥羽大学の大学病院内に設置されている作品です。 出番を待っている踊り子の姿を表現した作品となっており、引き締まった表情や衣装の裾を絞るように握った手などの細部には、開幕のときを迎えようとしている踊り子の痛いほどの緊張感がみなぎっています。 山田良定は、この作品で1998年に芸術院賞を受賞しています。
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