李可染(りかせん)1907年–1989年
李可染は、現代中国を代表する画家のひとりです。
山水画や人物画を好んで描き、また牧牛を題材にした作品を多く描いたことでも知られています。
独特の着眼点、発想から描かれる作品の数々は高く評価され、現代中国画における山水画の第一人者として名を馳せました。
また、西洋画の技法を取り入れた斬新な作風を描いたことでも有名です。西洋画特有の写生的な描写、陰影法による立体的な構図も話題を呼びました。
その一方で、李可染は美術教師として後進の指導にも尽力しています。 中央美術学院教授、中国画研究院院長といった名誉ある役職を歴任。教育家・指導者としても現代中国画壇の発展に貢献しました。
西洋画の技法を取り入れた新たな画風を確立させた現代中国画家
1907年、江蘇省徐州市に生まれた李可染。 幼い頃から画才に恵まれてはいましたが、13歳で画家・銭食芝に師事。清代初期に活躍した4大画家、通称「四王(王時敏、王鑑、王翬、王原祁)」の山水画を学びました。 その後も努力を惜しむことはなく、上海美術専門学校で絵画の研鑽に励んだのち、国立西湖芸術院研究生として油彩画を修学。また、1940年には重慶に拠点を移し、国立芸術専門学校の美術教師を務めるかたわら、洋画家・徐悲鴻などに師事しています。
以降、画家としての腕を磨いていった李可染は、北京国立芸術専門学校教授や中央美術学院教授、中国画研究院院長などを歴任します。 後進の指導に尽力しつつ、中国画壇に大きな影響を及ぼしました。 しかしその一方で、10年近く画家・斉白石に師事してよりいっそうのステップアップを目指すなど、ひとりの画家として精力的な活動を続けました。
李可染の代表作
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「万山紅遍」
1962年から1964年にかけて制作された作品です。 異なるサイズの作品を計7種類描いており、そのうち3点が現存しています。 赤く鮮やかに着色した雄大な山々はもちろんですが、陰影によって立体感を演出している点も大きな特徴です。
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「漓江山水天下无」
広西省を代表する川・漓江を題材にした、晩年の作品です。 李可染はこの漓江を題材にした作品を30年にわたって描き続けており、その中でも晩年に描かれた本作品は、全体の描写がより洗練されているのがポイント。 また、李可染が得意とした陰影法も余すことなく使われており、奥行きの感じられる味わい深い構図に仕上がっています。 その他、「午困図」「春雨江南図」「清漓帆影図」などが代表作として挙げられます。
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