藍瑛(らんえい)1585年–没年不詳
藍瑛は、明代から清代にかけて活躍した画家です。
没年については明確になっていませんが、一説によると1664~1666年の間とされています。
また、その経歴もすべてが明らかにはなっていません。
そんな藍瑛は宋代および元代の絵画を研究し、当時主流だった浙派の画風をベースにした新たな作風を確立。このことから「浙派の殿将」と呼ばれたほか、この新たな作風が後に「武林派」と命名されることから「武林派の始祖」とも称されました。
山水画を主軸にしつつ、人物画や花鳥画なども幅広く制作。また、日本との交流が深く、谷文晁や池大雅など、多くの日本人画家に強い影響を与えました。このような経緯があることから、現在も日本国内には藍瑛の作品が多く残されており、根強い人気を誇っています。
日本画家にも影響を及ぼした武林派の生みの親
1585年、藍瑛は現在の中国浙江省に生まれました。
江南各地を遊学し、やがて董其昌や陳継儒といった画家に師事します。古画や文人画はこのときに学んだとされています。その後、同じく画家の沈周に師事し、職業画家としての技術を磨きました。
以降、杭州を拠点にして後進の育成・指導に励んだといいます。
一方で自身も画家として積極的に活動しており、飽くなき探求心を持って研究に励みます。 その結果、自由奔放で力強さを感じさせる浙派の作風に文人画の上品さを組み合わせた、新たな作風を編み出すことに成功しました。 これが後に「武林派」と呼ばれるようになり、それにあわせて藍瑛は「武林派の始祖」として名を広めました。 こうして中国画壇に新たな風を巻き起こした藍瑛の作品は日本でも広まり、多くの南画家および江戸時代の日本画壇に大きな影響を及ぼしました。
藍瑛の代表作
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「溪山雪霽図」
1628年に描かれた作品です。 小舟に腰かけた文人が、風情のある冬景色を眺めている様子が描かれています。 力強い筆致で描かれた山々、銀白色の雪が被さった木々に独特のきらびやかさが感じられます。
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「天目喬松図」
1629年に描かれたとされる名作。 浙江省にそびえる、道教および仏教の聖山・天目山を題材に描かれています。 当時の中国では高くそびえる荘厳な高山の絵が人気を博しており、また藍瑛の高度な画力も相まって絶大な支持を得ました。逞しく描かれた山肌の中に柔和な筆線を見ることができ、まさに浙派の力強さと文人画の気品さを兼ね備えた、武林派特有の画風が顕著に表れた作品といえるでしょう。
その他、「山水図扇面」「秋景山水図」などが代表作として知られています。
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