小田切訓(おだぎり さとし)1943年-2021年
小田切訓は、昭和から令和にかけて活躍した現代洋画家のひとりです。
明治大学を卒業後、示現会や風土会などの美術団体に参加し、数々の賞を受賞しました。
主に風景画を得意とし、ヨーロッパ各地の建築物や歴史的な町並みを、繊細でシャープな線で描き出すことで知られています。
鮮やかでみずみずしい色彩と、独自の透明感で描かれた作品からは、その場の空気感が伝わってくるようです。
画集や版画も出版し、全国の有名百貨店で多数個展を開催するなど、高い評価を得ています。
欧羅巴を描く
小田切訓は1943年に北海道雄武町に生まれました。幼い頃から絵筆を握り、高校では美術研究所で絵画の基礎を身につけ過ごします。 明治大学を卒業した後、1975年以降、様々な絵画コンクールに入選・受賞し、注目され始めることとなりました。1979年には日展で入選し、1980年に示現会佳作賞を受賞した頃から、画家としての道筋ができたそうです。 その後は、何度もヨーロッパ各地を取材旅行し、四季折々の古い街並みや建物などを主な題材として描き続けました。
特に多くの作品に登場し好まれていたのが、オランダの運河と緑の町、アムステルダムです。 どこを切り取っても絵になる町並みは、小さな町ながら見所が多く、見飽きることがないと語っています。 繊細でシャープな筆致と、臨場感溢れる鮮やかなみずみずしい色彩で、ヨーロッパの風景を情景豊かに表現しました。 中でも樹木の緑を描くことに長けており、水面に映る木々や並木道などの色彩表現が高く評価されています。 洗練されたその深みのある緑の表現は「小田切グリーン」と呼ばれ、小田切訓の代名詞となっています。
1994年に画集「欧羅巴を描く」を出版するなど、ヨーロッパの風景を鮮やかに描く画家として活躍しました。 紺綬褒章の受賞や、多くの個展を開催し、異国情緒やロマンを感じさせる魅力的な作品は、今も多くの人々の心に残り続けています。
小田切訓の代表作
-
「運河」
小田切訓は運河を代表的なモチーフとして、その美しさや歴史を感じさせる多くの作品を描いてきました。 写実的な技法と独自の色彩感覚で、緑溢れるヨーロッパの風景を魅力的に描き出しています。 運河を覆い尽くす木々は、爽やかな季節の移ろいを表現し、水面に映る光や色を繊細に捉えられています。 大胆なタッチで描かれた風景は光に溢れてみずみずしく、新緑の爽やかさと開放感が感じられる美しい作品です。
-
「ドナウの橋」
ハンガリーの首都、ブダペストにあるセーチェーニ鎖橋を描いた作品を制作しました。 鎖橋はブダペストのシンボルとして親しまれ、「ドナウの真珠」と称される美しい景色の一部です。 王宮の丘から見下ろす景色には鎖橋と、奥には聖イシュトヴァーン大聖堂がそびえ立っています。 透明感のある色彩で水辺や木々を表現し、対岸の建物など細部にわたって描かれています。 歴史ある街の情景を、観察力と技術力で表現した作品です。
※20%UP対象商品:骨董品、美術品、食器
※査定時の買取価格に20%UPを上乗せして金額をご提示させていただきます。
※店頭買取・宅配買取は本キャンペーンの対象外となります。
※キャンペーンの併用は不可です。
買取についてのご相談・ご依頼はコチラ
丁寧に対応させていただきます。
些細なことでもお気軽にお電話ください。
骨董品・古美術品の相談をする
0120-961-491
はじめての方でも安心して
ご利用いただけます
日晃堂で骨董品・古美術品を売るのはとてもカンタンです
-
01
お問い合わせ
電話、LINE、メールで
らくらく
お申し込み。 -
02
査定
出張買取は全国どこでも。
店頭や宅配もお気軽に。 -
03
お支払い
即!その場で現金お手渡し。
※宅配買取は振込
ご都合に合わせて選べる
買取方法
他店で断られた状態不良の
お品物でも
お気軽にお問合せください
独自の販売ルートを確立している日晃堂なら、以下のようなお品物でも、しっかりと査定することが可能です。
ご売却をご検討中の古美術品・骨董品がございましたら、査定は完全無料ですので、お気軽にお問合せください。
欠け
汚れ
変形
サビ
シミ
虫食い
骨董品・食器買取における対応エリア
日本全国どこからでもご利用いただけます。