中路融人(なかじゆうじん)1933年–2017年
中路融人は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。
生涯現役を貫き通した画家であり、特に風景画を得意としました。中路融人の風景画は、その多くが母の故郷である滋賀県で見つけた風景を写し取ったもの。“一期一会の情景”にこだわり、失われつつある水と木の美しさに満ちた原風景を描き続けました。中でも晩秋から早春にかけてのきりりと引き締まった空気感を作品化することに精魂を傾けており、その作品はいずれも高い人気と価値を誇ります。
近江の風景にこだわり続けた現代風景画の巨匠
1933年、中路融人は京都府京都市で生まれました。
少年時代には、母の実家がある滋賀県の五個荘町やその周辺を頻繁に訪れており、それがのちの画家人生に大きな影響を与えることになりました。
そんな融人が画家への道を歩み始めたのは、1949年のこと。京都市立美術工芸高校の絵画科に入学して日本画を学びます。1952年に学校を卒業後はデザイン事務所で働きつつ、日本画家として世に立つために絵画制作に勤しみます。日展に何度か出品するも落選。しかし、決してあきらめませんでした。
その努力の成果は、1956年に現れました。 日展に出品した「残照」が入選して話題を呼び、以後はコンスタントに入選を果たし、新進気鋭の日本画家として活躍し始めます。 以後は主に日展で活躍しつつ、特に風景画の素晴らしさに定評のある画家として知られるようになります。 幼い頃によく訪れていた滋賀県の風景にこだわり、その成果は1979年に開催した個展「湖北を描く」に結実します。 その後、日展への出品を続けつつ審査員としても活躍し、2001年には日本芸術院の会員となります。 また翌年には日展常任理事となりました。
こうして、日本画壇の重鎮のひとりとなった中路融人ですが、絵画制作も継続的に進め、2012年には文化功労者として顕彰されています。
中路融人の代表作
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「朝霧の川」
融人が生涯をかけてこだわり続けた近江の風景を描いた作品です。 ハシバミの木々が左右に並ぶ曲がりくねった小川の先にはくすんだ色の空が広がり、濃い霧の中でうっすらと陽光がそそぎ、清らかな明かりに包まれるかのようなみずみずしい美しい情景が広がっています。 開発が進む中で失われていく懐かしい風景を絵として残すことにこだわった融人の姿勢は、この作品にも確かにあらわれています。
その他、「雪の朝」「気」などが代表作として知られています。
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