松本明慶(まつもとみょうけい)1945年–
松本明慶は京都生まれの彫刻家で、仏教彫刻を手がける仏師として活躍しています。
ひとつの木材から緻密な彫刻作品を彫り上げる「一木彫り」の名手であり、観音菩薩のつややかな肌、柔らかな衣装のひだまで繊細に表現していることが特徴として挙げられます。
明慶本人いわく「木を見れば、その中に仏が見える」とのこと。素材となる木の中にはすでに仏の姿があり、自分はそれを彫り出しているのだと語っています。
そんな松本明慶は、仏師の中でも最高位を意味する「大仏師」に認定されている彫刻家であり、その作品は高い価値を誇ります。
世界最高峰の仏師
1945年、松本明慶は京都府京都市に生まれました。
若年の頃から仏師を志し、1964年に京仏師として活躍していた野崎宗慶に師事。すぐに才能をあらわし、優れた作品の数々を手がけるようになります。
その存在が多くの人に知られるようになったのは、1979年のこと。この年、京都で初の個展を開催し、緻密な彫刻による仏像の数々を発表。大いに話題を呼びました。 さらに翌年、京都仏像彫刻展に作品を発表し、京都市長賞を受賞します。 京都市長賞については、この年だけでなく1991年、1992年、2001年、2003年、そして2004年にも受賞しています。 また1988年にはフランスに渡り、パリの「国立ギメ美術館」で、所蔵されている仏像100体の修繕を担当。見事にその姿をよみがえらせて話題を呼びました。 また、1999年には木造の仏像としては世界で最大級を誇る「大弁財天」を完成させます(この作品は鹿児島県平川町の最福寺にあります)。また2002年には、高野山の金剛峯寺に恵果阿闍梨尊像を奉納。そのほか、各地のさまざまな寺院に優れた仏像を奉納しています。
松本明慶の代表作
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「子安観音菩薩」
両手を広げ、優しい表情をたたえた観世音菩薩が岩場に立っている足もとで、童子たちが思い思いの姿勢で過ごしています。ひとつの木から彫り出したとはにわかに信じられないほどの緻密さで、見事に仕上げられています。童子たちの生き生きとした姿や、どことなくユーモラスさを感じさせる表情が印象的です。
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「瑠璃観音菩薩」
水上に浮かぶ蓮華(レンゲ)にふわりと乗って人の世に現れ、手に持った香炉の「瑠璃壺」から放つ不思議な香りによって災厄を退けるという瑠璃観音菩薩の姿を彫り上げた作品です。 こちらも一木彫で、菩薩の滋味ゆたかな表情や美しい蓮華、そして菩薩が身にまとう衣のかろやかな質感などを見事に表現しています。
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