牧谿(もっけい)生没年不詳
牧谿は、宋代から元代にかけて活躍した僧兼画家です。
「牧谿」は画号であり、法諱は「法常」といいます。水墨画家として日本画壇に大きな影響を与えたことから、「牧谿」と呼ばれることがほとんどです。
蜀州(現在の中国四川省)に生まれたという説が有力ですが、出生地や生没年については明らかになっていません。
牧谿の水墨画は独特の技法で描かれており、中国では受け入れられなかったものの、日本では高く評価されました。 その人気は多くの贋作が出回るほどで、鎌倉・室町時代の水墨画界に大きな影響を及ぼしました。 たとえば、鎌倉時代に活躍し、初期水墨画を代表する画家として名高い可翁も、牧谿の作品に感化されたといいます。また、後世においても、雪村や長谷川等伯など多くの画家が牧谿の作品に影響を受けています。 このような経緯から、牧谿の作品はその多くが日本国内に所蔵されています。 中には重要文化財、国宝に指定されているものもあり、現代においても変わらぬ人気を誇っています。
日本画壇で高く評価された水墨画の名手
牧谿は当初、南宋の首都・臨安にあった六通寺に身を置き、僧・法常として活動していたとされています。 一方で優れた画才の持ち主で、画家としての活動も精力的に行っていたと見られるものの、中国では評価されず、非難を浴びていたようです。 とはいえ、一説によると当時の大物政治家と関わりを持っていたという逸話もあり、実際のところ、中国国内でどのような評価を受けていたのかは定かではありません。
このように、牧谿の生涯についての情報は極めて少ないのが現状です。 しかし、牧谿の作品に関しては多くの記録が残っています。 これは、鎌倉時代末期に牧谿の作品が多く日本に伝わり、大きな話題を呼んだことに由来します。 日本において牧谿の作品は高く評価され、多くの画家に強い影響を与えました。 このことから、牧谿の作品は中国や台湾にほとんど残っておらず、その多くが日本で保管されています。
牧谿の代表作
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「観音猿鶴図」
日本において国宝に指定されている、牧谿の代表作。 全3幅から成り、中幅に観音菩薩、左右に鶴と猿がそれぞれ描かれています。足利義満の時代に来日した作品とみられており、後世の日本画壇に大きな影響を与えた作品のひとつです。 淡彩な絵にぼかしを入れることで、靄や大気の動き、光の明暗を巧みに表現。牧谿の並外れた表現力、技量が伺えます。
その他、「煙寺晩鐘図」「漁村夕照図」「遠浦帰帆図」などが代表作として有名です。
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