仇英(きゅうえい)生没年不詳
仇英は、明代中期に活躍した画家です。
当時、名のある画家の多くが宮廷などに使える身分を持っていたのに対し、仇英は生涯、絵画のみで生活する職業画家として絵筆をふるいました。
明代中期は、「浙派」「呉派」といった南宋画の影響が色濃い画派が隆盛をきわめていた時代でした。
そんな中、仇英は「院派」の画家として頭角をあらわし、風格のある人物画や風俗画を描き、高い評価を得ました。院派は、南宋時代の画院で盛んだった画風に範をとり、独自の画風を編み出した画派です。
その作品は、現在でも中国絵画の世界では至宝のひとつと位置づけられ、高い価値を持ちます。
伝統を重んじる緻密なタッチで人気を博した早世の天才画家
仇英は生没年不詳ながらも、その活動は16世紀半ば、嘉靖帝の治世(1521~1566年)に全盛を迎えたと考えられています。 平民の家に生まれた仇英ですが、絵画には幼い頃から才能を見せたといわれています。
少青年期にチャンスをつかみ、院派の絵画を創出した画家・周臣(周東邨)のもとで学んで院派の奥義を授けられました。過去の大家たちの作品を模写する「臨模」を盛んに行い、めきめきと技術力を高め、やがては絵筆1本で世に立つ職業画家としての生活をスタートさせます。
仇英の絵画は、“職人的”と評されます。 繊細で緻密な描写をほどこした、牧歌的な人物画や風俗画を得意としました。修業時代に臨模に励んだ経験が、作品に活かされているといえるでしょう。 そんな仇英は、独り立ちして以降は多方面からの依頼をこなして数多くの優れた絵画作品を制作し、多くの文化人と親交を深めました。
しかし、天はその活動を長くは許さず、仇英は短い人生の幕を下ろすことになりました。 没年は1550年代の初め頃、享年は40代前半であったと伝えられています。
仇英の代表作
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「桃李園・金谷園双幅」
現在、京都の知恩院に所蔵されている作品です。 絢爛たる色遣いで描かれた作品で、唐代の伝説的な大詩人・李白が親しい人たちと花見を楽しんでいる様子を格調高く表現しています。
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「東林図」
悠々自適の引退生活を送る、文士の住まいを描いた作品です。 みずみずしい緑あふれる木々に囲まれた居宅で、文士ふたりがゆっくりくつろぎつつ言葉を交わす中、木陰では下男たちが茶の支度をしているユーモラスな姿が添えられています。あたたかな空気感が画幅を超えて漂ってくるかと思われるような、ほのぼのとした明るい空気に満ちています。
その他、「春遊晚帰図」「漢宮春暁」などが代表作として知られています。
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