高奇峰(こうきほう)1889年–1933年
高奇峰は広東省出身の画家であり、19世紀の中国画壇を支えた教育家でもあります。
兄・高剣父は“新文人画の第一人者”とされる画家であり、また弟・高剣僧も画家として活躍しました。
同じ広東省出身の画家・陳樹人、そして兄・高剣父と3人で「嶺南画派(嶺南を拠点とする画家たちの派閥)」を立ち上げ、19世紀の中国画壇に大きな影響を与えています。
また、その一方で、兄と審美書館の運営に携わったり、嶺南大学の名誉教授に就任したりと、中国画の普及と発展に尽力しました。
日本画の技術を取り入れた新たな画風を生み出した早逝の画家
高奇峰は1889年、広東省広州市番禺区に生まれました。
幼い頃から画家である兄・高剣父に絵を学んでいたこともあり、自ずと画家の道を進むようになります。
17歳の頃には東京に足を運び、西洋画を中心に学びます。
さらに、日本画によく見られる写生法、および独特かつ華麗な色使いを身につけました。
故郷・広州に戻ったあとは図画教員として教鞭をとり、後進の育成・指導に励んでいます。
その一方で、兄・高剣父や画家・陳樹人とともに「嶺南画派」を結成。中国画の伝統に新風を吹き込むべく、「中外折衷」「古今融合」をスローガンとして掲げ、模写をメインとする「伝統画派」と対立しました。 そんな中、日本画特有の画法を取り入れた嶺南画派の画風は徐々に世間に浸透していき、中国近代画壇に大きな影響を与えました。 その後、名を轟かせた高奇峰は、高剣父や陳樹人らとともに「嶺南三傑」のひとりに数えられるようになります。
また、晩年には広州市内に美術館を開設して絵画を教えたり、嶺南大学の名誉教授として教鞭をとったりと、後進の育成に尽力しました。 その後も、日本画特有の鮮麗な写生法を取り入れた、独自の画風・スタイルを広めていった高奇峰。 その功績が称えられ、国民政府主催の展覧会「中国藝術天覽会」の中国代表に選ばれるものの、1933年、結核により帰らぬ人となりました。
高奇峰の代表作
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「松猿図」
1917年に発表された作品であり、細い松の枝にぶら下がる猿の絵が描かれています。 全体の構図自体は実にシンプルですが、日本での留学生活で培った高い写生力が伺える作品です。 また、木の枝の明暗、猿の毛並みの色合いなどが絶妙に塗り分けられており、リアリティのある優美なデザインに仕上がっているのもポイントです。
そのほか、「寒猿戯雪」「画猿」など、自然風景をバックに躍動感あふれる動物を描いた逸品が多く現存しています。
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