司馬江漢(しばこうかん)1747年-1818年
司馬江漢は、江戸時代の半ばに活躍した画家であり、自然科学を扱う蘭学者(西洋学者)としても知られました。
蘭学者としては、海外の知識をいち早く取り入れて世界地図や地動説などを紹介したことで知られています。また、当時は海外から輸入するしかなかった望遠鏡や顕微鏡を自作したことでも有名です。
画家としては、これまた西洋絵画の影響を色濃く受け、遠近法を駆使したリアルな風景画に定評があります。しかし古来の東洋絵画への造詣も深く、美人画や花鳥画なども手がけています。その作品は存命中から高く評価されており、現在も高い価値を誇ります。
画家のみならず科学者としても活躍した人物
1747年、司馬江漢は現在の東京都で生まれました。
町人の身分ゆえに姓を持つことはできなかったため、「司馬」は自分でつけています。由来は、江漢が長く過ごした江戸の芝新銭座という地名です。
そんな江漢が画家への道を歩み始めたのは、15歳の頃。狩野派の絵師・狩野美信に弟子入りして伝統的な日本画を学び始めます。 しかし、好奇心旺盛な江漢は狩野派だけでは飽き足らず、浮世絵や西洋画、中国絵画にも手を伸ばし、さまざまな絵画技法を会得していきました。中国絵画や西洋画を知ったのは、同時代の発明家として知られる平賀源内との交流がきっかけだったといわれています。
また、源内をはじめとする発明家や科学者たちと親交を深める中で自身も学者として学び、地動説や世界地図を紹介するに至ります。 油絵をはじめとする絵画を制作するかたわら、『輿地全図』『地球図』といった世界地図を描いて発表。さらに日本で初めて銅版画にチャレンジして話題を呼びました。 こうして、好奇心たっぷりの少年のような心を持ち続けた司馬江漢は71年の生涯をまっとうしました。
司馬江漢の代表作
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「駿州薩陀山富士遠望図」
1804年に描かれた油絵で、現在の静岡県静岡市に位置する薩埵峠から遠く望んだ富士山を表現した風景画です。デフォルメされた浮世絵が一般的だった江戸時代半ばの作品とは思えないほどのモダンな仕上がりの作品であり、遠近法が完璧に取り入れられた美しい作品となっています。現在は静岡県立美術館に所蔵されています。
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「駿河湾富士遠望図」
上の「駿州薩陀山富士遠望図」と同じく、現在は静岡県立美術館に所蔵されている作品で、こちらも富士山をテーマにした油絵となっています。現在の静岡市にある補陀落山から見た富士山が描かれていますが、前景となる駿河湾の美しさも目を引く風景画の傑作となっています。
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