上野山清貢(うえのやまきよつぐ)1889年–1960年
上野山清貢は、大正から昭和にかけて活躍した洋画家です。
豪放な筆致、明るく激しい色彩を持ち味として、故郷・北海道の雄大な自然風景を題材にした作品を多く描きました。
その作風は、初期の頃からフランスのポスト印象派の画家・ゴーギャンのものに似ていると評価されており、「和製ゴーギャン」とも称されています。
しかし、本人ははじめからゴーギャンを意識していたわけではなく、のちに強い関心を持つようになったようです。以降、上野山はゴーギャンが訪れ、悠々自適に絵筆をふるった南洋群島に足を運んでいます。この地と故郷・北海道で環境は異なるものの、美しい自然風景や動物たちを描くゴーギャンのスタイルに共鳴したのかもしれません。
雄大な北の大地をモチーフに描き続けた洋画家
上野山清貢は1889年、北海道札幌郡江別村(現・江別市)に生まれました。
若い頃は小学校の代用教員として教壇に立ち、図画を教えていましたが、22歳の頃から本格的に画家を志して上京。太平洋画美術研究所に入所し、黒田清輝や岡田三郎助などに師事しました。
私生活では新進気鋭の女流作家・素木しづと結婚し、また多くの文学者と交友関係を深めていきます。
しかし、そのわずか2年後にしづが急逝。しばらく悲嘆に暮れながらの創作活動が続きます。 そんな中、35歳のときに「とかげを弄び夢見る島の少女」が帝展に初入選。以降、3年連続で帝展特選を受賞します。この功績から、永遠に審査無しで出品できるようになる“無鑑査待遇”を受けました。 こうして画家としての確固たる名声を得た上野山は、その後も意欲的に活動し、数々の賞を受賞します。 戦時中は一時絵筆から離れるものの、戦後は故郷・北海道を拠点に活動を再開。「全道美術協会」や「一線美術会」を設立するなどして日本美術界の発展に貢献しました。
上野山清貢の代表作
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「鮭」
主に郷里・北海道の雄大な自然風景を題材にした作品を描いていた上野山ですが、一方で北海道に生息する動物や魚などを描いた作品も多く残しています。 本作品もそのひとつであり、寒く厳しい土地で生きる“生命の強さ”が、独特の豪快な筆致で表現されています。 また、一見すると荒々しく、野性味あふれる作品に思えますが、繊細な構図からは郷土愛に満ちた柔和な心も見て取れます。
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「室内」
第9回帝展で特選に選ばれた作品であり、上野山が一流画家として認められるきっかけになった傑作でもあります。 きらびやかなチャイナドレスを纏う女性たちが、力強い筆致、鮮やかな色彩で描かれています。 現在は、北海道札幌市にある北海道立近代美術館に所蔵されています。
そのほか、「ムッシュOの肖像」「ある夜」などが代表作として知られています。
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