井口華秋(いぐちかしゅう)1880年‐1930年
井口華秋は、明治・大正・昭和にかけて活躍した画家です。
戦前の日本画壇における巨匠として知られる竹内栖鳳のもとで学び、多くの弟子の中でも特に高い実力を誇る画家として評価されました。同じく弟子の西村五雲、西山翠嶂と並ぶ「栖鳳塾三羽烏」のひとりに数えられています。その作品は、まろやかな描線と色調で描いた風景画の美しさに定評があります。また反骨精神豊かな画家でもあり、1919年に帝国美術院が主導する帝展が開設した際には、これに対抗するために現在も続く「日本自由画壇」を結成。魅力的な新人の発掘に尽力しました。
反骨精神豊かな“栖鳳塾三羽烏”のひとり
1880年、のちに「華秋」という号を名乗ることになる井口陣三郎は大阪に生まれました。
若年の頃から絵画の道を志し、当時の日本で最も実力のある巨匠として知られていた竹内栖鳳に弟子入りします。多くの弟子を取っていた栖鳳の塾の中でも、華秋は特に抜群の才能を示し、注目を集めるようになります。同じく栖鳳の門下で高く評価されていた西村五雲、西山翠嶂とともに、「栖鳳塾三羽烏」と呼ばれるまでになっています。栖鳳塾の中だけでなく中央の画壇でもその才能をいかんなく発揮し、内国勧業博覧会や文展などで賞を獲得。気鋭の日本画家として知られるようになります。また、1919年にそれまでの文展に代わって帝展が開設されると、これに対抗して「日本自由画壇」を結成し、有望な新人画家の発掘に力を尽くします。生涯にわたって京都を拠点に活動し、1930年に死去。享年51歳でした。
井口華秋の作品
井口華秋は、竹内栖鳳の弟子の中でも特に技術が高い画家のひとりとして知られており、褒状を受賞した「信楽の郷―朝・夕」や、文展で入選を果たした「伏見の煙雨」といった代表作があります。帝展開設に対抗して日本自由画壇を結成するなど反骨精神豊かな一面を見せている一方、絵筆をとれば一貫して風景画を描くことにこだわり、しかもまろやかな曲線と柔らかな色遣いで穏やかな世界観を表現しました。その作品は現在、骨董市場では掛け軸として出ることが多く、いずれも高い価値を誇ります。
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