中山霞湖(なかやまかこ)11842年‐没年不詳
中山霞湖は、江戸時代の後期から明治時代にかけて活躍した画家です。
知名度がずば抜けて高い画家というわけではありませんが、明治時代には大家のひとりに数えられる画家として知られていました。特に山水画を得意としており、折り目正しい伝統的な南画の技法を用いた作品が特徴です。現在では掛け軸がいくつか残されており、骨董市場では高い価値を誇ります。
山水画を得意とした明治時代の“南北画大家”のひとり
1842年、中山霞湖は現在の茨城県に生まれました。
江戸時代後期の当時、茨城県には徳川幕府の御三家のひとつである水戸藩をはじめ、松岡藩、宍戸藩、下館藩など大小さまざまな藩がありましたが、霞湖は現在の土浦市を中心とする地域を治めていた土浦藩の藩士・中山政則として生まれています。
そのほかの詳しいプロフィールは分かっておらず、没年も判明しませんが、少なくとも明治時代に画家として活躍していたことは分かっています。1885年に作成されたとされる日本の画家の番付『全国書画一覧』には、「南北画大家之部」のひとりとして霞湖の名があります。
霞湖は南画を得意とした画家でした。南画とは江戸時代初期から中期にかけて中国絵画に影響を受けた日本人の画家たちが生み出した画派のことで、現在ではさまざまな画家による、ぼかし表現を使った淡く柔らかい仕上がりの山水画などが多く残されています。
霞湖は、旧水戸藩士の画家・小林寒林の教えを受けて南画を学び、特に優れた山水画の数々を世に送り出し、大家とされるまでになりました。
中山霞湖の作品
中山霞湖は、現在の茨城県に住まいを持っていた南画の大家・小林寒林に絵を学びました。
寒林のもとで伝統的な南画の技法を学び、優れた作品の数々を手がけています。現在、そんな霞湖の作品としては掛け軸として骨董市場で売買されているものを見ることができます。作品を見ると、中国の伝統的な山水画の画題をテーマにした作品が多いことが分かります。美しい自然の中で優雅に過ごす人々を柔らかい筆致で表現した作品が多いのが特徴です。そのほか、南画の代表的な画題のひとつである「玉堂富貴」を描いた作品も見られます。「玉堂富貴」とは牡丹の花をメインに、蘭と海棠(バラ科のハナカイドウ)を添えて描いたもので、端正な筆致で描かれているのが特徴です。
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