白滝幾之助(しらたきいくのすけ)1873年–1960年
白滝幾之助は、明治後期から昭和前期にかけて活動した洋画家です。
1897年、白馬会に出品した「稽古」が国民新聞(現・東京新聞)に掲載され、一躍注目を集めました。
その後、欧米でさらに腕を磨き、リアリズムを追求した堅実な写実的作風を編み出します。
帰国後は引き続き創作活動に力を入れつつ、その傍らで日本水彩画会の設立に携わったり帝展審査員を務めたりと、幅広い活躍を見せました。
こうして“官展系の画家”として、晩年まで日本美術界の発展に貢献しています。
独創的かつ写実的な作品を多く生み出した洋画家
白滝幾之助は1873年、兵庫県但馬国生野町(現・兵庫県朝来市)に生まれました。
幼い頃に父を亡くし、女手ひとつで育てられた白滝は小学校卒業後、生活を支えるために鉱山関係の仕事に従事します。その後、17歳で鉱山技師を目指して上京しますが、これが人生の大きな転機となります。
築地の工手学校に通っていた白滝は、洋画家・山本芳翠と出会い、強い感銘を受けて画家を志すようになります。 その後、独学で絵を描き、内国勧業博覧会に出品しますが、これが見事に入選。さらには褒状を受賞したうえ、有栖川宮家に作品を買い上げられることになり、一躍画家としての名を馳せました。 こうして本格的に画家の道を歩み始めた白滝は、巨匠・黒田清輝の天真道場や東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科に身を置き、絵の腕をさらに磨いていきます。 また、さらなる飛躍を求めて31歳で欧米に渡り、そこで写実的な画風を身に着けます。 およそ7年に及ぶ旅を経て帰国したあとは、引き続き創作活動に励みつつ、その傍らで日本水彩画会の設立に携わり、また帝展審査員を務めるなど多方面で活躍。以後、晩年まで長く画壇に携わったのち、1960年、87年の画家人生に幕を下ろしました。
白滝幾之助の代表作
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「帽子の婦人」
その名のとおり、帽子を被った婦人を題材にした肖像画です。 師・黒田清輝に学んだ“外光派”の技術がふんだんに盛り込まれており、自然光によって清らかさが際立った婦人のみずみずしい姿が描かれています。
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「ロンドン郊外」
1906年、欧米を旅している途中に描いた作品です。 ロンドンの喧騒から離れた、閑静な田園風景が忠実に描写されています。 また、全体が温かみのある柔らかな色調で統一されており、見る人に落ち着きと安らぎを与えます。
そのほか、「風景」「落日」「テームズ河暮景」などが有名です。
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