花田一男(はなだかずお)1904年–1992年
花田一男は、昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。
30代の半ばを過ぎて、著名な彫刻家である平櫛田中に師事。すぐに頭角を現し、院展に入選するなどして高い評価を得ますが、遅咲きの彫刻家であったこともあってか資料は少なく、特に平櫛田中に師事するまでの前半生については経歴が謎に包まれています。しかしその作品はパブリックアートとして展示されているものも多く、いずれも高い価値を誇ります。
前半生が謎に包まれた遅咲きの彫刻家
1902年、花田一男は福岡県豊前市に生まれました。12歳の頃、家族とともに同県内の直方市に移住。以後はこの地で過ごします。
この時期の足跡について詳しいことは明らかになっていませんが、老舗の人形屋である原田人形屋で人形作りを学んだとされています。
後世に名を残した彫刻家の多くは美術学校や美術専門の塾などで学んでいますが、花田一男は正式な美術・彫刻関係の教育を受けることなく、人形屋で修業して腕を磨き、力をつけていったと考えられます。
そんな花田一男が歴史の表舞台に登場するのは、1939年のこと。 この年に上京した花田一男は、日本の近代彫刻を代表する彫刻家のひとりである平櫛田中に師事します。そして同年、さっそく院展に作品を発表し、見事に入選を果たしました。 35歳でデビューを飾った遅咲きの彫刻家でしたが、その後は実力を認められ、日展の会員になったり、日彫展で受章したりとキャリアを積み、その名を知られるようになります。 セメントを使った彫刻作品のほか、木彫りの作品も得意としており、大小さまざまな作品が現在も愛好家たちに親しまれています。
花田一男の代表作
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「炭掘る戦士」
福岡県直方市を流れる遠賀川の河川敷に設置されている作品です。 かつてこの地方で盛んだった、炭鉱の労働者の姿をかたどっています。ランプ付きのヘルメットをかぶり、厳しい表情でドリルを操る男性の姿が力強く表現されています。 1954年に制作されたこの作品は、直方市のシンボルとして現在も地元の人々に親しまれています。
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「母性」
東京都葛飾区の奥戸運動公園に設置されている作品です。 赤ん坊を抱いた女性が直立し、中空を見つめている姿をかたどっています。やや強い風に髪や衣がなびく様子や、風が吹いてくる方角を見つめている女性の表情が印象に残ります。 緻密な写実性からは微妙に距離を取った造形が特徴的で、赤ん坊を風から守ろうとする女性の本能的な母性を象徴的に表現しています。
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