呉作人(ごさくじん)1908年–1997年
呉作人は、主に20世紀の後半に活躍した中国画家です。
はじめは油絵を、のちに水墨を用いた中国画を描くようになりました。
特に有名なのは、晩年の頃に境地を開いた動物画です。パンダやラクダ、金魚などを流麗な中国画の伝統的な技法で描き、彼らの生き生きとした姿を活写しました。特にパンダを描いた作品は中国内で親しみを寄せられており、郵便切手のデザインにも採用されています。そんな呉作人の作品は国際的な評価もあり、高い価値を持ちます。
動物たちの魅力的な伝統技法で描いた中国画家
呉作人は、1908年に中国江蘇省に生まれました。
若くして上海に渡り、上海芸術大学などに通って絵画の腕を磨きます。伝統の中国画や、当時中国でも隆盛をきわめつつあった西洋画を学びます。
そんな呉作人は22歳の頃にヨーロッパに渡り、フランスのパリ美術学校などで絵画を学びつつ各国を巡ります。帰国1年前の1934年にはベルギーの展覧会に出品し、話題を呼びます。 帰国後は油絵の制作を中心に行い、数々の作品を世に送り出して新進気鋭の画家として名をなします。 1947年には、かつて遊学したヨーロッパの美術展に作品を精力的に発表し(スイスやパリ、ロンドンなど)、高評価を得ています。また同時に、この頃から古代中国の芸術にも興味を持ち、敦煌や炳霊寺などに足を運び、古い石窟芸術の研究を行いました。
こうしてさまざまな芸術を吸収した呉作人は、後半生にいたって中国画の技法を活用した動物画に新境地をひらきます。ユーモラスで生き生きとした姿が表現されたパンダ、金魚、ラクダなどの絵画は高い評価を得て、呉作人の名は中国において不動のものとなりました。
呉作人の代表作
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「大熊猫図」
熊猫(パンダ)たちが好物の笹の葉を手にしている姿を、ユーモラスな筆致で描いた作品です。 その絵柄は中国の郵便切手に採用されていることもあり、多くの人に親しまれています。まさに、中国では誰もが知っている呉作人の代表作であるといえるでしょう。
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「金魚図」
池面を舞い泳ぐ金魚の姿を、優雅に描いた作品です。
あえて輪郭を描かずに水墨のみで淡く描出された金魚たちは、水に溶けるような優美さで表現されています。このように、動物を静止させるのではなく生き生きとした動きを感じさせるような描き方で表現するのが、呉作人ならではの特徴といえます。
その他、「砂漠駱駝行図」などが代表作として知られています。
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