魏紫煕(ぎしき)1915年–2002年
魏紫煕は、現代中国において「山水画」の歴史を継承し、ダイナミズムあふれる独自の画風で数多くの大作を残した画家です。
国際的な評価が高く、中国国内でも高い人気を誇り、日本でも展覧会が開催されるなど、その作品は多くの人を魅了しています。
大きな特徴として挙げられるのは、繊細な筆運びです。魏紫煕はダイナミックな構図で描かれた壮大な作品を得意としましたが、あくまでも細部をおろそかにしない緻密なタッチで描きました。
その基礎となったのは、生涯にわたって盛んに行っていた山水風景の写生であるといわれています。
写生旅行のために国内を踏破した距離は、実に約11,500キロに及びます。そこで身につけた画力が、大作を支える確固たる骨組みになっているのです。
現代中国における「山水画」の巨匠
1915年、魏紫煕は中国河南省に生まれました。
幼い頃から絵画に興味を持ち、青年期には河南芸術学院に進みました。1934年に卒業し、その後は小・中学校に教師として赴任して働きつつ、絵画の道を模索します。
1946年には芸術誌「河南民報」の創設に携わり、創作活動を本格化させました。 この頃、盛んに写生旅行に出ては、山水画の技法と西洋絵画の素養を活かした独自の作品を次々に生み出します。その実力は画壇で認められ、やがては絵画界における重要人物となっていきます。 1949年には江蘇省において「美術工作室」の主任というポストに就き、以後は作品発表のかたわら中国絵画界の発展に尽くしました。 その後、同じく江蘇省の「国画院」で院長の座に就き、さらには江蘇省人民大会の代表を務めます。 また、中国美術家協会理事も務めました。
そんな魏紫煕は、国外にも積極的に出て絵画の発展に寄与しました。 1978年には、中国画家代表団の一員としてパキスタンへ。 2年後の1980年には、江蘇省国画院の代表として日本に訪れています。
こうして、名実ともに中国画壇の大御所として君臨した魏紫煕。 2002年にこの世を旅立つまで、世界的な巨匠の名をほしいままにして活躍しました。
魏紫煕の代表作
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「黃洋界」
あかあかとした黄葉に埋め尽くされた山々の風景を壮大な構図で描いた大作であり、魏紫煕の代表作として世界的に有名です。 山間を吹き抜ける冷たい風が伝わってくるかのような、ダイナミックな筆遣いで描かれた大自然が、画幅いっぱいに圧倒的な姿を広げています。
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「天塹通途」
世界最大級の大河・長江にかかる「南京長江大橋」を題材に描いた作品です。
しっとりとした霞をまとって神秘性を帯びた山々と海が広がる絶景に、巨大な人工建造物(大橋)が鋭い姿を見せる、そんな情景が描かれています。
その他、魏紫熙の画業については『魏紫熙画集』で確認することができます。
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