小絲源太郎(こいとげんたろう)1887年–1978年
小絲源太郎は、明治後期から昭和にかけて活動した洋画家です。
また、金沢美術工芸大学教授、東京藝術大学教授、日本芸術会員、日展常務理事などを歴任。日本洋画界の発展に大きく貢献しました。
当時、ほとんどの洋画家が一度は留学し、海外で腕を磨くのが主流でした。
そんな中、小絲は一度も海を渡ることなく、日本に留まって油彩の研究および創作活動を行っています。
その結果、緻密な描写力を持ち味とする独自の作風を確立させました。
また、第二次世界大戦後は作風に変化が生まれており、明快な筆致、鮮やかな色調を特徴とする絵を多く描いています。
日本の美しい風景を描き続けた洋画家
小絲は1887年、東京府東京市下谷区(現・東京都台東区)に生まれました。
洋画家を志すようになったのは17歳の頃。白馬会展で日本近代絵画の巨匠・藤島武二の作品に感銘を受けたことがきっかけです。
その翌年、白馬会駒込研究所で藤島からデッサンを、日本画家であり彫金家でもある海野美盛から塑像を学びました。
さらにその5年後、東京美術学校(現・東京藝術大学)金工科に入学した年に文展に初入選。以後、東京大正博覧会や文展に出品を続け、輝かしい功績を残しました。
そんな中、友人に招かれて長崎を訪れた際に、その優美な風景に心奪われ、風景画に没頭するようになります。それからしばらくは各地を巡りつつ、ひたすら風景を写生して技術を磨きました。 その後、帝展で連続して入選を決めたことから、「帝展無鑑査待遇」「光風会会員推挙」といった栄誉を受け、確かな名声を確立させました。 こうして近代美術界に名を馳せるようになった小絲は、東京藝術大学教授や日本芸術会員、日展常務理事などを歴任。さらには1965年に文化勲章を受章するなど、華々しい画家人生を送りました。
小絲源太郎の代表作
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「嬋娟(せんけん)」
従来の作風から、シンプルな描図、鮮烈な色彩を特徴とする作風に変化していった時期に描かれた作品です。 その秀逸さは文展に出品され、日本政府が買い上げるほどで、現在は文化遺産のひとつとして東京国立近代美術館に展示されています。
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「春雪」
第2回日本国際美術展に出品した作品であり、その翌年に日本芸術院賞を受賞するきっかけのひとつでもある代表作です。 田園調布駅前の並木道を題材にしており、明快でありながらも強い筆致で今にも雪が降り出しそうな空模様を描きました。
そのほか、「乍雨乍霽」「団地良夜」などが代表作として挙げられます。
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