傅山(ふざん)1607年–1684年
傅山は、明代末期から清代初期にかけて活躍した書画家です。
書は金石学(石碑などに彫られた字)に基づいた篆刻・隷書を得意としましたが、奇怪ともいえる独自の書風による草書も残しています。当時、漂泊の詩人にして優れた評論家であった趙執信は、その書に「本朝第一(我が国でいちばんの腕前)」という最高の評価を与えました。
現在においても傅山の書は清代随一のものと評価されており、作品は高い価値を誇ります。また、傅山はみだりに筆をとって書くことを避けたこともあり、作品にはきわめて高い希少価値があるとされています。
古法に学び、独自の書法を生み出した天才書画家
1607年、明王朝後期の中国で誕生した傅山。
出生地は定かではありませんが、現在の山西省という説が有力です。
生家は代々、優れた学者を輩出しており、傅山もまた幼少の頃から才能を発揮します。
「異才があった」といわれており、本は1回読んだだけで暗記してしまうなど、数々の逸話が残されています。
優れた学識を持つ傅山は科挙で優れた成績を残しますが、ほどなくして明王朝が滅び、清の時代に入ります。明に愛着のあった傅山は新たな清王朝に仕えることを潔しとせず、身につけた医術で暮らしていくことを決意します。
康煕帝が君臨していた1679年には70歳にして清王朝に招かれましたが、「自分は明の人間だ」という誇りを持っていた傅山は病気を理由にこれを拒絶します。 その後は一介の医師として生活の糧を得ながら書画に没頭し、1684年に亡くなるまで悠々自適の生涯を送りました。
傅山の代表作
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「遊仙詩 十二屏」
12幅からなる作品で、多彩な書体で「遊仙詩」が書かれています。 遊仙詩とは、俗世(現実社会)を離れて仙境(仙人が住む清浄な世界)で過ごすことを詠む詩のことです。喧騒に満ちた世を捨て、悠々と心静かに過ごせる場所を巡る尊いひとときを楽しむさまを描いています。 書体は融通無碍で、何ものにもとらわれない自由さがあります。書いている本人がのびのびと仙境をたゆたう気分を味わっていることが伺えます。
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「草書五言律詩軸」
こちらは、傅山が独自に編み出した草書体で書いた五行律詩の書軸です。 古来の書法を学び尽くした末に生まれた草書体は自由闊達に踊るかのような筆致で、突出した個性をあらわしています。異才を持つといわれた傅山ならではの代表作といえます。
その他、「杜甫晚晴五言詩軸」などが代表作として知られています。
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