溥佺(ふせん)1913年–1999年
溥佺は現代中国を代表する画家のひとりで、古典主義に立脚した山水画を得意としました。
本名は愛新覚羅溥佺。清代中国および満州国を治めた愛新覚羅家の血を引く人物であり、“ラストエンペラー”として知られる最後の皇帝・溥儀の又従兄にあたります。
王家で学んだ正統な山水画を洗練させ、現代絵画界における古典の保存に尽力。また甥の愛新覚羅毓峨をはじめ後進の指導にもあたり、中国絵画界の重鎮として活躍した功績があります。その作品は中国内外において現在も高い価値を誇ります。
王家の血を引く古典的山水画の名手
1913年、溥佺は清王朝第8代皇帝・道光帝の血を引く愛新覚羅家のひとりとして生まれました。
幼い頃から書画に優れ、特に宮廷において学んだ絵画に才能を発揮。20代の初め頃にはすでに名人として知られており、23歳のとき台湾の輔仁大学で中国画の講師を務めます。
そして1949年、中国画研究会に入り、以後は秘書主任をはじめとする要職を歴任し、画壇においてその名を確固たるものとしました。
若くして伝統的な中国画を受け継ぐ新進気鋭の画家として活躍することになった溥佺は、1950年代に入るとますます意欲的に活動します。 1956年、王雪寿をはじめとする著名な画家たちと合作で「長征手巻」を制作。また1958年から北京画院に所属して制作を行いつつ、北京をはじめさまざまな都市の学校で中国絵画の講師を務めています。
その後も順調に名声を得て作品も高く評価され、北京芸術家協会、北京書道研究協会、中国書道家協会といった組織に名を連ね、中国老年書画研究会の副理事をはじめとする要職につき、書画の世界における重鎮として活躍。1999年に生涯を閉じるまで、第一線で活躍し続けました。
溥佺の代表作
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「渓邊雙駿図」
近景には渓流の清らかな流れ、背景には山肌が広がる山水風景の中に、「雙駿」すなわち2頭の馬がたたずんでいるという情景を描いています。伝統的な山水画のモチーフの中に、趣のある風情で描かれた馬たちはどことなくユーモラスな表情を持ち、見る人の心を和ませます。 ちなみに馬は溥佺が得意としたモチーフのひとつであり、ほかに「双駿図」なども残しています。
その他、「荷花游魚図」「墨竹」などが代表作として知られています。
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