堂本印象(どうもといんしょう)1891年–1975年
堂本印象は大正・昭和にかけて活躍した日本画家です。
古代の伝説や宗教に材をとった人物画や風景画、また障壁画や抽象画などさまざまな作品を描き、近代日本画を牽引した画家のひとりとして高い評価を得ています。宗教画の世界においては仏教画のほかにキリスト教絵画も描いており、1963年にはローマ教皇より聖シルベストロ文化第一勲章を贈られました。代表作の多くは現在、国内の美術館や博物館に所蔵されており、作品はいずれも高い価値を誇ります。
近代日本画を代表する画家のひとり
1891年、堂本印象は京都府に生まれました。
京都市立美術工芸学校を卒業後、西陣織の図案を担当するデザイナーとして働きつつ、画家になる夢を抱き、あらためて京都市立絵画専門学校に入学します。
そして1919年、在学中に発表した「深草」が帝展に入選して注目を集めました。
その後も帝展で活躍し、特選に選ばれ、帝国美術院賞を獲得するなどして名を高めます。
1930年代に入ってからは作品の幅を広げ、障壁画なども積極的に手がけるようになりました。
代表的な仕事は、1933年に描いた東福寺本堂の天井画「蒼龍」です。わずか17日間で描きあげられたといわれるこの作品では、激しくのたうつ龍の姿が力強く表現されています。
1936年には母校である京都市立絵画専門学校の教授に就任。また1944年には帝室技芸員に、さらに1950年には日本芸術院会員になります。
1961年には文化勲章を受章し、さらにその2年後には大阪カテドラル(司教座聖堂)聖マリア大聖堂の壁画を描いたことにより、聖シルベストロ文化第一勲章を受章しています。
こうして画家として栄華を極めつつ制作活動を続け、84年の生涯をまっとうしました。
堂本印象の代表作
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「訶梨帝母」
タイトルの“訶梨帝母”とは、鬼子母神のこと。子どもを食べる鬼女が釈迦の説教によって改心し、以後は子を守る女神となった……という仏教の伝説があります。 堂本印象は、限りない憐憫と慈愛の表情を浮かべて子どもたちを抱く彼女の姿を、神々しく繊細に描きました。深い愛情を見る人の心に呼び起こす傑作であり、現在は京都国立近代美術館に所蔵されています。
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「木華開耶媛」
神武天皇の先祖とされるニニギノミコトの妻、木華開耶媛(コノハナサクヤヒメ)を描いた作品です。 日本神話に登場する彼女は、神話中で最も美しい女性のひとり。堂本印象は、そんな彼女を春爛漫の桜の下に配置し、儚げに、そしてほのかなエロティシズムをまとわせた姿に描きました。 きらびやかな色彩感覚が冴えわたる印象の畢生の代表作であり、現在は京都府立堂本印象美術館に所蔵されています。
その他、「蒼龍」「柳に鷺」などが代表作として知られています。
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