今西中通(いまにしちゅうつう)1908年–1947年
今西中通は、昭和期に活躍した洋画家です。
30歳を過ぎた頃に肺結核を患い、39歳の若さでこの世を去っています。
そのため、生前に名声を上げることは叶わず、洋画家であり独立美術研究所時代の先輩でもあった林武の運動により、没後30年ほどが経過したのちに脚光を浴びました。
このような経緯があることから、美術雑誌「求美」は1971年1月の号で、今西を“幻の画家”と紹介しています。
苦境に陥っても創作活動を続けようとして夭折の画家
今西中通は1908年、高知県高岡郡松葉川村(現・四万十町北東部)に生まれました。 父・由馬が松葉川村の村長、県会議員を務めたほどの資産家だったことから、裕福な少年時代を過ごします。
1927年、19歳で画家を志して上京した今西は、過去に多くの著名画家を輩出した名門・川端画学校に入学。その後、1930年に独立美術研究所に移り、里見勝蔵や前田寛治に師事します。 1931年からは独立美術協会展に出品するようになり、1935年には「室内裸婦」でD氏奨励賞を受賞しました。 また、私生活では1940年に上原まつと結婚。順風満帆な生活を過ごします。
しかし結婚後、父の他界と世界恐慌の影響により、実家が資産のほとんどを失います。 また、今西自身も肺結核を患うという不幸に苛まれ、一転して貧窮と病に苦しむ生活を余儀なくされます。 さらに1945年、創作活動を続けるために絵画研究所の設立を企てるものの、アメリカ進駐軍に接収され、実現には至りませんでした。 こうして心身ともに苦しい日々を過ごした今西は1947年、肺結核により逝去。39歳という若さでこの世を去りました。
今西中通の代表作
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「舞」
脚を上げ、上体を反らし、優美に舞う女性の姿が描かれた1941年の作品 です。 物事を多角的にとらえ、独特な筆致と色調で世界観を表現する“キュービズム”の影響を強く受けています。色調をあたたかみのある黄色のモノトーンにまとめ、また“円”を用いて人物や背景を表現することで、優しさと同時に幻想性や表現性も演出しています。
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「裸婦」
今西が23歳の頃に描いたと思われる作品です。 力強い筆致、洗練された描写力により、独特の世界観で描かれています。 1972年、高知県で開催された「今西中通展」に出品されました。
そのほか、「白良浜より***を望む」「雲あり」などが代表作として知られています。
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