クリスト&ジャンヌ=クロード(Christo & Jeanne-Claude)
クリスト&ジャンヌ=クロードは夫婦で活動していた現代アーティストです。
物体や建造物、果ては海などの環境そのものを布などで「梱包」することが作品の特徴で、世界各地で大型の梱包プロジェクトを成功させました。パリの凱旋門などランドマークで重要な建築物を作品として梱包することもあり、許可や調整なども含めてプロジェクトの進行は数十年単位に及びます。
また、梱包するという性質上作品は永久的に残ることはなく、現在では写真や映像でみ鑑賞可能となります。作品の展示は数週間など短期間にも関わらず、毎回数百万人も動員。世界的に評価されたアーティストとなります。
「芸術とは何か」を再び問いかけた梱包アーティスト
クリストは1935年にブルガリアのガブロヴォで生まれました
ブルガリアのソフィアにある美術学校とウィーン美術アカデミーで芸術を学び、1958年にパリに移住します。初期には肖像画や工業製品など比較的小さい物を梱包し、作品制作をしていました。
パリで生活費のために肖像画を描きに行く際、依頼人の娘であるジャンヌ=クロードに出会い、翌年には結婚。ここから二人で芸術活動もともに取り組む様になりました、
1961年にドイツのケルンで行われた「埠頭のパッケージ」や「積まれたドラム缶」、1962年にパリのヴィスコンティ通りをドラム缶で封鎖した「鉄のカーテン―ドラム缶の壁」など、2人で制作する作品は屋外が中心になりました。
1964年にはアメリカ国籍を取得し、ニューヨークへ再移住。2人の作品はさらに規模を大きくし、シドニーの海岸を布で包んだ「包まれた海岸線」や、コロラド州の谷にオレンジ色の布で壁を作った「ヴァレー・カーテン」など多くの話題作を生み出しました。
その後も、パリのポン・ヌフを梱包した「包まれたポン・ヌフ」や、マイアミの島の周りを梱包した「囲まれた島々」など、大型プロジェクトを次々成功させます。
二人は晩年まで精力的に活動しますが、2009年にジャンヌ=クロードが、2020年にはクリストが亡くなります。制作には政府機関などに許可を得るなどの調整に膨大な時間がかかることから、構想のみで実現しなかったプロジェクトが多数あるなかで没することになりました。
しかしクリストの没後1年後である2021年には、60年間かけて構想していたパリの凱旋門を梱包する「包まれた凱旋門」が実現。二人が出会ってすぐに考え出した夢のようなプロジェクトが、没後ながらも成功しました。
クリスト&ジャンヌ=クロードの代表作
-
「包まれた凱旋門」
クリストとジャンヌ=クロードが出会った当初から60年かけて構想が行われていた、パリの凱旋門を梱包するプロジェクトです。
2017年からプロジェクトは進み、実現したのは2021年。二人の没後に悲願のプロジェクトを達成しました。
買取についてのご相談・ご依頼はコチラ
丁寧に対応させていただきます。
些細なことでもお気軽にお電話ください。
骨董品・古美術品の相談をする
0120-961-491
はじめての方でも安心して
ご利用いただけます
日晃堂で骨董品・古美術品を売るのはとてもカンタンです
-
01
お問い合わせ
電話、LINE、メールで
らくらく
お申し込み。 -
02
査定
出張買取は全国どこでも。
店頭や宅配もお気軽に。 -
03
お支払い
即!その場で現金お手渡し。
※宅配買取は振込
ご都合に合わせて選べる
買取方法
他店で断られた状態不良の
お品物でも
お気軽にお問合せください
独自の販売ルートを確立している日晃堂なら、以下のようなお品物でも、しっかりと査定することが可能です。
ご売却をご検討中の古美術品・骨董品がございましたら、査定は完全無料ですので、お気軽にお問合せください。
欠け
汚れ
変形
サビ
シミ
虫食い
骨董品・食器買取における対応エリア
日本全国どこからでもご利用いただけます。