靉光(あいみつ)1907年–1946年
靉光(本名:石村日郎)は昭和中期に活躍した、広島県出身の洋画家です。
画家を始めた頃から「靉川光郎」と名乗っており、「靉光」はその略称です。
絵画制作に対する思い、こだわりが強く、納得できない作品については自ら破棄。また、残されていた作品についても、その多くが第二次世界大戦時に被爆し、失われました。
そのため現存する作品は少数に限られており、このことから“幻の画家”と呼ばれています。
納得のいく作風を追い求め続けた洋画家
靉光は1907年、広島県郡壬生町(現在の北広島町壬生)に生まれました。
家は貧しく、6歳で叔父のもとに養子に出されています。そのため、実の両親の愛を知らない、寂しく悲しい幼少期を過ごしたようです。
しかし、そんな中で靉光は、幼い頃から画家としての優れた才能を発揮。 非凡な画才と描写力を感じさせる父・初吉の肖像画を、すでに10歳の頃に描いたとされています。 こうして画家の道を歩むことを決意した靉光は、高等小学校を卒業したのち、「天彩画塾(大阪)」「太平洋洋画会研究所(東京)」で腕を磨いていきました。 そして、21歳で若手画家の登竜門「二科展」に入選。若くして日本画壇に名を広めました。
しかし、世間の期待とは裏腹に、靉光自身は納得のいく作風が見つからないことに苦悩します。 以後、数年にわたって納得できるスタイルを追求し続ける日々を過ごしました。 こうして常に強いこだわりを持ち、高みを目指して創作活動に励んだ靉光でしたが、1944年に出征。主に中国で軍務についたのち、1946年に病死しました。
靉光の代表作
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「眼のある風景」
靉光が試行錯誤の末にたどり着いた境地“シュールレアリズム”。その到達点といえる究極の一作です。 暗めの色調で描かれた風景の中に、どこか物憂げな様子で虚空を見つめる巨大な眼が描かれています。 また、この作品の完成をきっかけに、靉光はシュールレアリズムに深みを持たせつつ、数々の傑作を制作しています。そういった意味でも、靉光を語るうえで欠かせない作品といえるでしょう。
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「帽子をかぶる自画像」
靉光は1943年に3枚の自画像を制作していますが、その中で最初に描かれた作品。 一般の自画像とは異なり、鏡に写った自分ではなく、“何かを見つめる自分”を描いているのが印象的です。 また、このあとに描かれた「梢のある自画像」「白衣の自画像」とともに、これら3枚の自画像は“日本洋画の傑作”と高く評価されています。
そのほか、「編み物をする女」「二重像」などが代表作として知られています。
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