里見勝蔵(さとみかつぞう)1895年–1981年
里見勝蔵は、京都生まれの日本の洋画家です。
1895年に京都の四条高倉に生まれ、1919年に東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業しました。1921年にフランスでフォーヴィスムの画家ヴラマンクに師事し、そこからフォーヴィスムに傾倒。画風を確立していきました。
帰国後は、二科展や独立美術協会などで活躍し、鮮やかな色合いと自由なタッチで日本的フォーヴィスムを主導することとなります。
日本的フォーヴィスムの旗手
里見勝蔵は、1895年に京都市四条に生まれました。
1914年に東京美術学校西洋画科に入学し、藤島武二、黒田清輝らから油絵を学びます。在学中にも積極的に二科展や院展に出品し、1917年に「職工」で二科展初入選、1919年に「下濱風景」で院展入選を果たします。
若くから才覚を表した里見勝蔵は、東京美術学校を卒業すると、更なる向上を求め1921年にフランスへと留学しました。
フランスに留学してまもなく、偶然モーリス・ド・ヴラマンクと出会い交流を深めます。ヴラマンクの色彩感覚や筆触に影響を受け、強烈な色彩と奔放な筆運びで表現、生涯にわたりこの画風を確立します。また作風だけでなく、自由主義者であったヴラマンクの生き方にも影響を受けました。
1924年には、日本における最も早いルオー紹介となる「巴里の展覧会-ルオーの展覧会を観る-」を「中央美術」に投稿。
その後フォーヴィスムを基調とする日本の美術団体、「一九三〇年協会」の初期メンバーとして設立に関与。里見は日本におけるフォーヴィスムの第一人者となったのです。
一九三〇年協会だけでなく、児島善三郎らと独立美術協会を創立。独立美術協会もフォーヴィスム基調とした団体で、里見は晩年まで一貫してフォーヴの画風を展開し、フォーヴィスムの普及に尽力しました。
里見勝蔵の代表作
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「ポントワーズの雪景」
1924年頃に描かれた、パリの北西部にある都市・ポントワーズの冬景です。
里見はフランス留学中にゴッホが晩年に住んだ場所、オーヴェール・シュール・オワーズを訪れます。この場所で写生をしていたところ偶然ヴラマンクと出会い、その後のフォービズム様式を確立するきっかけにもなります。
建物を垂直ではなく斜めに描いているところや、色彩や筆触は、師・ヴラマンクの”雪”と見比べると、その影響が見てとれます。 -
「娘の化粧」
こちらは帰国後から数年経った1928年に制作された作品です。「娘の化粧」では師であるヴラマンクの色調から離れて、原色調で描くことによって、独自の表現を構築していきました。。太い輪郭線に、血色感のある鮮やかな赤が、エネルギーに溢れ健康的な女性の姿が表現されています。
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