黎雄才(りゆうさい)1910年–2001年
黎雄才は嶺南画派を代表する、広東省出身の中国画家です。
また、後期は教師としても活躍しており、次世代の中国画壇を担う若者たちの指導に尽力しました。
中国美術家協会理事、広州美術学院教授など名誉ある役職を歴任しています。
そんな黎雄才は、伝統的な中国画に日本画や西洋画の技法を取り入れた、独創性あふれる作風を確立。山水画を筆頭に、独特な色使いの作品を多く描きました。これらの作品は国際的に高い評価を得ており、日本やアメリカ、シンガポールなどで開催した個展は軒並み成功を収めています。 2017年、中国で開催されたオークションで「青不老松図」が8960万元(日本円にして約1億5千万円)という超高額で落札されたことが話題になりました。
中国画と日本画を融合させた嶺南画派を代表する名画家
黎雄才は1910年、肇慶市高要区に生まれました。
新文人画を編み出した嶺南画派の第一人者・高剣父に師事し、絵を学びます。
その後、高剣父の勧めにより、1932年から1935年にわたって日本に留学。東京美術大学(現在の東京芸術大学)で日本画を学び、朦朧体(明治時代に生まれた没線彩画の技法)をはじめとするさまざまな技法を習得しました。
また、西洋画も学んでおり、これらの経験を活かして数々の作品を制作します。
伝統的な中国画に日本画、洋画それぞれの技法を融合させた、独自の作風を完成させました。
以降、国内にとどまらず、世界各国で個展を開催。世界的に高く評価され、後に関山月や趙少昂、楊善深とともに“嶺南四家”と称されました。
一方で、黎雄才は日本留学を終えた1935年から教育家としても活動しています。 広州美術専門学校の教師を務め、後進の育成に尽力。現代中国画壇の発展に貢献しました。
黎雄才の代表作
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「杜鵑声裏雨如煙」
高木が密集する森の風景を描いた作品です。
近景と遠景の色彩に濃淡をつけることで、奥行きを感じられる作品に仕上げています。その黎雄才ならではの色使いはもちろん、眼前に広がる風景を細部まで如実に描く描写力の高さにも注目です。 現在は、広州芸術博物院に所蔵されています。 -
「武漢防汛図」
1954年、武漢で発生した大洪水を受けて描かれた作品。 全長約28mにおよぶ超大作であり、未曾有の大洪水を止めようとする様子、緊急救助をする様子などが描かれています。洪水時、救助に参加しながら描いた膨大な数のスケッチに基づき、1年以上の歳月をかけて描かれました。 現在は、当時描いた多数のスケッチ、資料とともに中国国立美術館に所蔵されています。
その他、「森林」「万古之春」などが代表作として知られています。
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