陸厳少(りくげんしょう)1909年–1993年
陸厳少は上海出身の画家であり、美術教育家でもあります。宋・元の時代に活躍した画家たちの作風、技法などを熱心に研究し、その末に“柔”と“剛”を巧みに描き分ける独自の画風を生み出しました。 中でも雲や水の動きを流動的に表現することに長けており、多種多様な表現方法で味わい深いワンシーンを描きました。また、余白部分の使い方についても優れており、密な部分との対比によって美しさを表現しています。主に山水画を得意としていましたが、人物画や花鳥画、さらには書の分野においても多くの秀作が現存しています。 一方で、上海中国画院画師、浙江美術学院教授、中国美術家協会理事といった役職を歴任。 創作活動のかたわら、中国画壇の発展にも努めました。
流動的な描写に長けた画家および教育家
陸厳少は1909年、江蘇省で生まれました。
1926年、画家を志して無錫美術専門学校に入学。画家の馮超然らに絵を学びました。
この頃からすでに“柔”と“剛”を使い分けた作風を身に着けており、見事な山水画を描いていたといいます。
その後、同郷出身の画家・呉湖帆と出会ってからは、各地の景勝地を巡行。風光明媚な自然風景をいくつも見て回り、絵の題材として活かしていきました。
1950年代半ばからはこのような経験を活かし、四川省の成都、楽山などで個展を開いています。
一方で浙江美術学院の教授を務めるなど、今後の中国絵画を担う若手の育成にも励みました。 また、その後も浙江画院院長や中国美術家協会理事など、名誉ある役職に就任。生涯を通して、中国画壇の発展に大きく貢献しました。
陸厳少の代表作
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「青城曉靄」
1978年に制作された作品。
前面に描かれた荘厳な山々が“剛”を、背景に描かれた優雅に流れる雲が“柔”を見事に表現しています。 また、多くの景勝地を巡り歩き、数多の風景を目にしてきたからこその高い写実力にも注目です。 -
「秋浦閑舟」
水面の色に濃淡をつけることで、あたかも陽の光が反射しているかのように見せた、美しい作品です。 こちらも「青城曉靄」と同じように、出航にともなって荒立つ水面、遠方に広がる雲の動きが流動的に描かれています。
その他、「桂林山水」「老杜詩意図」などが代表作として知られています。
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