王雪涛(おうせっとう)1903年–1982年
王雪涛は近現代の中国を代表する画家のひとりであり、花鳥画・動物画を得意としました。 特に花を題材にした絵には定評があり、色鮮やかな牡丹を描出した作品の素晴らしさから“牡丹王”と呼ばれることもあります。 また、生前は中国画壇における重鎮として活躍しています。国際的な活動も行い、ヨーロッパに渡った際にはパブロ・ピカソとも交流を持ったといいます。 そんな王雪涛の作品は、西洋画と中国伝統の絵画技法を同時に学んだ経験が活かされたものでした。基本のタッチは伝統に忠実ですが、西洋風のアレンジを加えて独特の艶のあるソフィスティケートされた仕上がりになっているのが特徴です。
伝統の花鳥画・動物画を現代に伝えた画家
王雪涛は、1903年に現在の中国河北省で生まれました。
幼い頃から絵を得意としており、学生時代にはおのずと進路を美術方面に定めます。
20代に入ると北京の国立美術学院に入学。はじめは西洋絵画を専攻していましたが、のちに中国画専門の学科に移り、伝統的な中国絵画を学びます。
卒業後は絵画講師の道を選び、母校で教鞭をとっています。
また、個人的な師として斉白石を選び、花鳥画・鳥獣画を学んでいます。 白石は当時、中国の絵画界において巨匠とあがめられていた存在。雪涛はその薫陶を受け、自らの絵画に活かすべく励みます。
このように、優れた絵画を生み出すための勉学に励み、盛んに作品を制作していた王雪涛は、やがて画壇に認められる存在となっていきます。 のちに北京画院の院長や中国美術家協会の理事などを歴任し、中国美術の素晴らしさを称揚し、国外に発信していく活動にも積極的に関わりました。
たとえば1956年、中国文化代表団がヨーロッパを訪問した際には王雪涛もこれに加わっています。 その際に出会ったパブロ・ピカソは、雪涛の作品をいたく気に入って雪涛のために描いた絵を贈りました。そこには「王雪涛」と漢字で献辞が入れられていたといいます。 のちにピカソは「芸術の神髄は東方(東洋)にある」と発言していますが、彼の念頭には王雪涛の存在があったのではと考えられています。
王雪涛の代表作
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「雉鶏」
雪原にたたずむキジを描いた作品です。しなやかな羽毛に覆われた生き生きとした姿が活写されています。 また背景は清らかな銀世界で、雪に彩られた紅花がしたたるような艶を見せて色づいています。 自然の息遣いがありありと聞こえてきそうな仕上がりです。
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「牡丹図」
“牡丹王”と呼ばれた王雪涛の面目躍如というべき仕上がりの作品です。 深みのある赤い牡丹は、花びらの1枚1枚が克明に、そして繊細に彩られており、今にも画幅を通して香りが感じられるような仕上がりになっています。
その他、「墨花合璧」「万紫千紅」などが代表作として知られています。
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