奥田元宋(おくだげんそう)1912年–2003年
奥田元宋は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。
風景画を得意とし、特に色彩にこだわった画家として知られています。特に、彩り豊かな春や秋の風景を描く際には独特のあざやかな「赤」を画面に配置。“元宋の赤”と呼ばれ、高く評価されました。その画業によって文化勲章を受章しており、作品はいずれも高い価値を誇ります。
“元宋の赤”を編み出した現代日本を代表するカラリスト
1912年、奥田元宋は広島県に生まれました。
19歳のときに上京し、日本画家の児玉希望に学びます。一時期は希望のもとを飛び出して文学や映画などに興味を持ちますが、1935年、23歳のときは再び希望の画塾に戻って以後は絵画に打ち込みます。
そんな元宋が画家として認められたのは、1936年のこと。文展に出品して入選を果たし、翌々年にも文展で入選。太平洋戦争の末期には一時、東京を離れますが戦後に戻り、1949年、日展(文展から改称)に発表した作品が特選に選ばれます。 その後は破竹の勢いで、発表する作品はいずれも展覧会で高い評価を受け、日本芸術院の会員に推挙され、日展の常任理事を務めるなど活躍しました。
さらに、奥田元宋は自らの作品を仕上げるかたわら公的な事業にも積極的に参加。高い評価を得ます。 1981年、真言宗大聖院の本堂の天井画を手がけ、以前からの画業が評価されて文化功労者に認定されます。さらにその3年後には文化勲章を受章しています。 以後も活躍を続け、1996年には銀閣寺の障壁画を完成させます。
奥田元宋の代表作
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「秋嶽紅樹」
“元宋の赤”を確立したとされる作品であり、景勝地として知られる山梨県の昇仙峡を描いています。昇仙峡の全景を描くのではなく、赤く燃えるような紅葉に肉薄して画面いっぱいに表現。繊細なグラデーションによって奥行きのある世界観が確立されており、輝くような鮮やかさです。 現在は、練馬区立美術館に所蔵されています。
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「湖畔春耀」
春、青森県の十和田湖の湖畔に広がる大自然を描いています。緑と赤の絶妙なグラデーションによって描かれた春の森には“元宋の赤”が鮮やかに生きていますが、その中に目の覚めるようなみずみずしい桜色の山桜が添えられていることで、作品に独特の存在感が生み出されています。 現在は、山種美術館に所蔵されています。
その他、「松島暮色」などが代表作として知られています。
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