西山英雄(にしやまひでお)1911年–1989年
西山英雄は昭和時代に活躍した日本画家です。
叔父・西山翠嶂に日本画を学んで優れた手腕を発揮し、特に風景画・山岳画で卓越した手腕を見せました。帝展・日展を舞台に数々の作品を発表するかたわら、新聞小説の挿画を手がけたり日本画の入門書を著したりと多方面で活躍。京都市文化功労者として称揚され、その業績をたたえられました。現在でもその作品は高い価値を誇ります。
風景画・山岳画に独自の境地を開いた画家
1911年、西山英雄は京都府に生まれました。
少年時代から絵画に興味を持っていた英雄は1925年、14歳にして叔父の西山翠嶂の門下生となって日本画を学び始めます。次第に頭角を現し、1931年には帝展に出品した作品が初入選を果たし、注目を集めました。1934年には帝展出品作「港」が特選となり、1936年には代表作のひとつである「天壇」が芸術院賞を受賞。新進気鋭の画家としてその名を知られるようになっていきました。
そんな西山英雄は、戦後も日展(帝展から改称)において優れた作品を数多く世に送り出します。 また1973年、読売新聞で連載がスタートした司馬遼太郎の歴史小説『播磨灘物語』の挿画を担当。小説は戦国時代の天才軍師・黒田官兵衛を主人公にしたもので、英雄は作品に描かれた人物たちの力強い姿と迫力たっぷりの合戦模様を描きました。舞台となった地を丹念に取材して活写した風景画の数々も、作品に彩りを添えています。 ちなみにこの挿画は現在、『西山英雄装画 司馬遼太郎原作播磨灘物語1』で見ることができます。
また、『播磨灘物語』連載スタートの前年には京都市文化功労者として業績がたたえられ、以後は京都の文壇における重鎮として存在感を発揮。1976年には京都日本画協会の理事長に就任しています。 さらに、1980年には日本芸術院の会員となり、充実した後半生を送っています。
西山英雄の代表作
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「天壇」
中国の史跡・天壇を題材にした作品です。天壇は明・清の時代に皇帝が祈りをささげる場として活用されていた祭壇であり、天を衝く3重の塔が中心になっています。 西山英雄は、その3重の塔を独自の色彩感覚で表現。赤を前面に押し出し、荒々しくも典雅な姿を見事に描き出しています。見る人の胸に迫る迫力たっぷりの傑作です。
その他、西山英雄の作品は『富士20 西山英雄作品集』などでも見ることができます。
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