土佐光起(とさみつおき)1617年‐1691年
土佐光起は江戸時代に活躍した画家です。
日本画の流派のひとつである「土佐派」を代表する絵師で、父、息子も同じく画家として活動しました。土佐派は純和風、「おだやか」「上品」とされるやまと絵のような特徴を持ちますが、光起は日本画最大の流派とされる狩野派や宋元画(中国絵画)なども学んでいます。
土佐光起の絵は繊細かつリアルな描写が特徴で、「土佐光起が描いたウズラの絵を見て猫が飛びかかった」という逸話も残されています。
画家一家の名家に生まれた土佐光起
土佐派の絵師・土佐光則の息子として和泉国堺(大阪府堺市)に生まれた土佐光起は、18歳で京都に移り住みました。
1654年、38歳のときに、階位のひとつである従五位下・左近衛将監となった光起。以降京都御所にて襖絵や杉戸絵などを制作しました。
父譲りである「細やかな描写」を得意とする土佐光起は後水尾天皇から目をかけられており、「絵所(宮廷の屏風などの絵画制作専門部署)」として任命を受けました。
1681年、絵所預(絵所の管理職)の座を息子である光成に譲り、仏の道へ。1691年、京都にて永眠しました。また、亡くなる直前には『本朝画法大伝』を制作。これは「土佐家伝来の秘伝」を記したもので、口伝により間違った情報、描き方が後世に伝わることを危惧して記したといわれています。
土佐光起の代表作
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『源氏物語絵巻「末摘花」』
土佐光起は源氏物語に登場するさまざまな人物、場面を描いたことで知られています。『源氏物語絵巻「末摘花」』は重要文化財に指定されており、現在は滋賀県大津市の石山寺に保管されています。 ちなみに「末摘花」は物語の中に登場する女性の名で、美女ばかりが登場する源氏物語の中で唯一「醜い」とされる容姿の人物です。作中では「髪は美しいが、やせ細っていて顔は青白い。とくに、大きく垂れ下がった鼻はまるでゾウのようで、この先が赤くなっているのが耐え難い」と酷評されています。石山寺ではこの「末摘花」以外の絵巻も保管しており、公式ホームページなどで公開しています。
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『徒然草絵巻』
日本三大随筆の一つとされる「徒然草」を絵画化したもの。絵画化は近世に入ってからさまざまな絵師によって行われていますが、その先駆けとなったのが本作品と考えられています。非常に希少な作品ですが、個人保管であるため公開はされていません。
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『厳島・松島図屏風』
縦122.1cm、横366.6cmの超大作となる本作は重要美術品に指定されており、現在は愛知県名古屋市の徳川美術館にて保管されています。
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