加藤勝重(かとうかつしげ)1914年–2000年
加藤勝重は昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。
風景画を得意とした画家ですが、写生をもとにしたものではなく、あくまでも画家の感性を前面に押し出した幻想的で幽玄な雰囲気のある仕上がりになっているのが特徴として挙げられます。主に院展で活躍し、故郷の埼玉県では文化功労者として表彰されているほか、紫綬褒章も受賞しています。代表作は埼玉県立近代美術館をはじめさまざまな美術館・博物館に所蔵されており、高い価値を誇ります。
独自の色彩感覚で幽玄な風景画を描いた日本画家
1914年、加藤勝重は埼玉県の浦和地方(現在のさいたま市)に生まれました。 川端画学校で学び、初めは洋画家として画業をスタートさせましたが、のちに日本画に転向します。
そんな加藤勝重が画壇に本格的に登場したのは1940年のことでした。 第27回院展に出品した「盛夏」が入選を果たし、その名を広く知られることになりました。 その後も作品制作を続け、8年後の1948年からは奥村土牛に師事。緻密な塗り重ねによって唯一無二の世界観を生み出した土牛の影響を大いに受け、伝統的な日本画の技法を用いつつ、感性を前面に押し出した作品を世に送り出しました。
その後は作品を制作するかたわら後進の指導にも努め、現代の画壇で活躍する画家たちを多く送り出しました。 また画家としては、1982年、院展に発表した「瀑」が高い評価を得て、名実ともに現代日本画を代表する画家のひとりとなります。 その翌年には埼玉県教育功労者として、また1987年には埼玉県文化功労者として表彰されます。 さらに1995年には紫綬褒章も受賞し、一級の芸術家として認められるにいたりました。
加藤勝重の代表作
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「瀑」
1982年、再興第67回院展において奨励賞を受賞した作品であり、加藤勝重の畢生の代表作です。 “瀑”とは滝のことですが、この作品では山間の岩肌をまっすぐに流れ落ちる滝の姿が格調高く描かれています。白一色の滝は輝くほどの清明さで表現されており、緻密な描きこみによって躍動感のある姿が表現されています。しかしその一方で、左右の岩肌は青を基調とした彩色で、画家の感性を反映した世界観に仕上がっています。静謐で幽玄なムードが濃厚に漂う作品であり、滝もどこか超現実的な存在として描出されています。
その他、「響」「古い火口」などが代表作として知られています。
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