
平山郁夫(ひらやまいくお)1930年–2009年

平山郁夫は、昭和から平成にかけて活躍した日本画家です。
仏教やシルクロードを題材にした作品を多く手がけており、柔らかなタッチで幻想的な世界観を表現しました。
一方で、後進の指導やアジア諸国の文化財保護に尽力したことでも有名です。日本美術院理事長、一ツ橋綜合財団理事、東京藝術大学の第6代および第8代学長などを歴任。1998年には文化勲章を受章しています。そのほかカンボジアのアンコール遺跡救済活動、中国・敦煌市にある莫高窟の保存事業、南京城壁の修復事業などに携わり、世界的にも偉大な功績を残しています。
アジア諸国の文化財保護に大きく貢献した日本画家
平山郁夫は1930年、広島県豊田郡瀬戸田町(現・尾道市瀬戸田町)に生まれました。
旧制広島修道中学(現・修道中学校・高等学校)に在学中、広島市への原爆投下により被災。この経験が、のちの文化財赤十字活動につながります。
戦後、祖母の兄である彫金家・清水南山に勧められ、東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学。日本画家・前田青邨に師事し、日本画を学びます。
そんな平山は1959年頃、原爆の後遺症によって生死をさまよいつつも、玄奘三蔵(三蔵法師)を題材に「仏教伝来」を制作し、院展に入選。以降、仏教を題材とする作品を多く描くようになります。 また、この頃から中国やシルクロード、ヨーロッパ諸国に足を運ぶようになり、国際的にも多大な活躍を見せました。 その後は後進の育成に励みつつ、アンコール遺跡救済活動や莫高窟の壁画修復事業など、文化財保護活動に幅広く携わります。 これらの功績により、2002年には中国政府から文化交流貢献賞を受賞。さらに2004年には韓国政府より修交勲章興仁章を受章するなど、数々の名誉ある賞を受賞しました。 しかし2009年、脳梗塞により79歳でこの世を去りました。
平山郁夫の代表作
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「仏教伝来」
平山郁夫の原点ともいえる作品です。
原爆の後遺症によって死と隣り合わせの毎日を過ごす中、「生きた証を残したい」という強い思いから描かれました。 シルクロードを通ってインドから仏典を持ち帰る、玄奘三蔵の姿が幻想的なタッチで表現されています。 -
「シルクロード行くキャラバン -東・太陽-」
シルクロードの砂漠を進むラクダのキャラバンを描いた「シルクロードシリーズ」のひとつです。 当シリーズは晩年の作品であり、その総数は12点に及びます。群青色を基調とした作品と、橙色を基調とした作品がセットになっており、朝と夜、太陽と月、東と西が対比されているのが特徴です。
このほかにも「入涅槃幻想」「祇園精舎」など、仏教を題材にした数々の名作が残されています。
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