
田渕俊夫(たぶちとしお)1941年–

田渕俊夫は昭和生まれの日本画家です。
風景画や花卉画を得意としており、壮大な構図で大自然を描き、また野に咲く草花を繊細に表現する作品に定評があります。また現代の都市景観を緻密な描写と淡い色調で表現する絵画作品も積極的に描いています。日本美術院理事、東京藝術大学名誉教授などの肩書を持ち、現代日本画を代表する画家のひとりとされています。
都市と自然の美しさを描く現代日本画の巨匠
1941年、田渕俊夫は東京都に生まれました。
少年の頃から画家を志し、大学進学にあたっては東京藝術大学を選択。20歳で同大学美術学部に入学し、日本画を専攻します。1965年に大学院に進んで技術を磨き、1967年に修士課程を修了。優秀な成績を修め、卒業制作は大学に買い上げられます。
以後は、日本画の巨匠・平山郁夫に師事して学びを深めつつ作品を次々に制作し、主に日本美術院の院展に作品を発表。作品はいずれも高い評価を受け、何度も入選・特選の快挙に輝き、1985年には日本美術院同人に推挙されます。 その後も、日本美術院では理事を務めるなどして活躍を続けています。
一方、1970年に愛知県立芸術大学の絵画専攻日本画助手となったことを皮切りに、同大学で助教授まで進み、また1985年からは東京藝術大学の助教授となり、1995年には同大学教授となります。 さらに2005年には副学長となり、2009年に退職後は名誉教授となって現在に至ります。 そして今なお精力的に作品を制作し、画集を出版するなど活動を続けています。
田渕俊夫の代表作
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「叢叢讃歌」
名もなく花も咲かせない雑草が茂る草むらをモチーフに描いた作品で、1985年に描かれました。 写生ではなく、季節感を無視してあらゆる雑草を盛り込んだと田渕自身は語っています。 身近なところで逞しく群生する雑草の姿を通して、誕生と滅びを繰り返しつつ過去から現在まで連綿と続いていく生命の営為を表現した作品であり、発表された年の院展で美術院賞を獲得しています。
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「爛漫」
1997年の春、田渕俊夫は京都の夜桜を描くために京都市東山区の円山公園を訪れましたが、その日はあいにくの雨。花見の華やかなムードはありませんでした……が、雨粒をはじいて光るブルーシートやぼうっとけむるようなぼんぼりの光、そして照明の中で淡く浮かび上がる濡れた夜桜があざやかな色合いで咲き誇り、これはこれで春爛漫の美しさをあらわしている、と感じました。 そんな雨の夜桜から得たインスピレーションをもとに、田渕はみずみずしく歓喜に震えるような満開の桜を主題にしたこの作品を仕上げました。
その他、「流転」「緑風」などが代表作として知られています。
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