
斎藤素巌(さいとうそがん)1889年–1974年
斎藤素巌は、大正から昭和にかけて活躍した彫刻家です。
国内外で学び、豊富な知識を活かして多彩な作品を生み出しました。彫刻家として活躍し、後世に残る作品の数々を制作するかたわら、構造社を設立して彫刻と建築の融合を目指すなど芸術の発展に寄与しました。その作品は、ユーモラスなものから鋭い社会批判を込めたものまで多岐に渡っており、いずれも高い価値を誇ります。
日本近代彫刻の発展に貢献した巨匠
1889年、斎藤素巌は現在の東京都に生まれました。
若い頃から芸術家を志し、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学。西洋画科に属して学びました。卒業後はイギリスに留学し、国立の美術学校であるロンドンアカデミーで彫塑を学びました。
1916年に帰国後は、文学者や画家などの芸術家が数多く住んでいた「田端文士村」に居を構え、制作に没頭します。そして帰国から2年後の1918年、文展に出品した「敗残」が高い評価を受け、特選に選ばれてその名を知られるようになりました。
1926年、日名子実三と構造社を結成。彫刻と建築との融合を目指すための結社であり、1個の彫刻のみで作品を完成させるのではない、もっと大きな空間芸術の確立に力を注ぎます。 また並行して帝国美術院、帝国芸術院の会員となり、戦後は日展の運営会理事を務めます。1952年からは国立近代美術館の評議員などを務め、彫刻を含めた芸術の発展に尽力しました。 その功績がたたえられ、没後は後半生を過ごした東京都小平市のグリーンロードに作品が展示されるなどしており、その作品は現在も多くの人に親しまれています。
斎藤素巌の代表作
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「遺失物」
川でとった数匹のサケを背負って歩くクマ。気づかぬうちに背からサケが1~2匹すべり落ち、背後の物陰から見ているキツネがそのうちの1匹を手に入れてほくそ笑んでいる……。 そんな場面を描いた作品で、どこかとぼけた表情のクマや、サケをひそかに横取りして得意げになっているキツネの表情などがユーモラスに表現されています。リアリズムから離れ、円柱形や四角形といった単純な図形で世界を表現しようとした作品でもあり、独特の完成度で高い評価を受けました。
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「農業」
農業に従事する女性が、手を休めて腰を下ろし、ちょっと一休みをしている姿をかたどった作品です。 健康美にあふれたなめらかな肌や充足した表情などが、見事に表現されています。 こちらは、素巌にゆかりのある東京都小平市のグリーンロードに設置されています。
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