
岡鹿之助(おかしかのすけ)1898年–1978年

岡鹿之助は、昭和期に活躍した洋画家です。
日本美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、すぐに渡仏。以降、およそ16年にわたってフランスに滞在し、パリ画壇の第一線で活躍しました。
また、後期は第二次世界大戦の勃発によって帰国を余儀なくされるものの、日本で第2の画家人生を歩み始めます。
この経験から、情緒あふれる日本の伝統技法と、フランス古典主義の両方を取り入れた独特の作風を確立。国内外問わず、画力、色彩、表現方法など、あらゆる面で高く評価されました。その功績から、1972年には文化勲章を受章しています。
パリ画壇でも称賛されるほどの描画力で名をあげた洋画家
岡鹿之助は1898年、東京府麻布区(現・東京都港区)で評論家・岡鬼太郎の長男として生まれました。
麻布中学校在学中に洋画家・岡田三郎助から素描を学び、21歳のときに日本美術学校に入学。西洋画をメインに学びます。しかしこのとき、教育内容に多くの疑問を感じていたことから、独学で学びを深める日々が続いたようです。
日本美術学校を卒業したあとは、すぐさまフランスに渡り、当時パリで活躍していた日本の洋画家・藤田嗣治に師事します。 その後、藤田の勧めで出品した「風景」がサロン・ドートンヌに初入選。華々しい画家デビューを飾りました。 しかし、他の西洋画家たちが描く作品に比べて、自身の作品は質感が劣っているとして、新たな作風を模索するようになります。 こうして試行錯誤の末にたどり着いたのが点描画法であり、これがパリ美術界で大きく評価されました。 その後、岡はサロン・ドートンヌ会員に推挙され、パリ画壇の第一線で活躍していきます。
そんな中、第二次世界大戦の勃発によって帰国を命じられた岡は、実家を拠点にして画家活動を再開。 すでにパリで名声を得ていたことから、日本でもすぐに確固たる地位を築き上げていきました。 終戦後は変わらず創作活動に励む傍ら、感性を高めるためにたびたび渡欧し、雄大な自然風景を見るなど、亡くなるまで熱心に勉強を続けました。
岡鹿之助の代表作
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「遊蝶花」
美術連合会に出品し、芸術選奨文部大臣賞を受賞した作品です。 真白の雪景色が静謐な空気感を漂わせる背景に、色とりどりの鮮やかなパンジーを描いた風景画で、メランコリックな趣を感じさせます。
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「花と廃墟」
前景に生命力あふれる鮮やかな花々を、遠景に無機質 な廃墟を描いた作品です。 活力あふれる“現在”と、年々廃れていく“過去”を対比させているかのような、独特の世界観で表現されています。
そのほか、「雪の発電所」「三色スミレ」「塔」などが有名です。
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