
佐久間棲谷(さくませいこく)1868年-没年不詳

佐久間棲谷は、明治時代に活躍した日本画家です。
その作品は国宝級の知名度を誇るというわけではなく、プロフィールも謎が多い人物ですが、女流画家であることは判明しています。また、若くして日本美術協会の展覧会などで高い評価を得ていることも分かっています。作品としては屏風などが残っており、いずれも高い価値を持っています。
謎多き女流画家
佐久間棲谷は1868年生まれ。詳しいプロフィールは謎ですが、才能ある女流画家として注目されていたことはわかっています。 20代半ばの頃にはキャリアを確立しており、日本美術協会の展覧会などに作品を発表しています。 代表作の「桜花小禽図」は28歳のときに発表され、日本美術協会の秋季展覧会で三等賞を受賞しています。作品を見る限り、緻密で繊細な筆遣いが特徴的な画家であったようです。
また、佐久間棲谷は滝和亭に絵画を学んだことが分かっています。 滝和亭は江戸時代から活躍していた日本画家で、中国絵画の影響を大きく受けた「南画」を極めた画家として知られています。そんな和亭に学んだ棲谷の絵には、確かに南画の影響も見受けられます。
和亭のもとで腕を磨き、やがて展覧会で評価される新進気鋭の画家として知られるようになった棲谷は、後進の育成にもあたっています。 代表的な弟子は女流画家の松林雪貞。のちに文化勲章を受章する画家・松林桂月の妻で、桂月とともに優れた作品を多く生み出しましたが、その最初の手ほどきをしたのが棲谷だったといわれています。 このように、日本の画壇においてささやかながらも確かな足跡を残している佐久間棲谷ですが、現在のところ詳しい後半生の情報や没年などは分かっていません。
佐久間棲谷の代表作
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「桜花小禽図」
1896年、日本美術協会の秋季展覧会に出品された作品です。“小禽”とは小鳥のことですが、まさしく文字通り、花を咲かせた桜の木に小鳥がとまっているさまを描いた作品となっています。小鳥の俊敏な動きが手に取るようにわかる、緻密で躍動感のある描き込みが特徴として挙げられます。満開の桜花もみずみずしく表現されており、見る人の印象に残ります。なお、この作品は展覧会で三等賞銅牌を受賞したと記録されています。
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