
小野竹喬(おのちっきょう)1889年–1979年

小野竹喬は大正・昭和にかけて活躍した日本画家です。
独特の豊かな色彩感覚で表現する風景画を得意としており、やまと絵や南画といった日本古来の絵画の技法を駆使しつつ西洋画の影響も受け、近代的な作品に昇華させた功績があります。また長く美術学校で教鞭をとった教育者としての顔も持っており、後世の日本画に大きな影響を与えました。その代表作の多くは全国の美術館・博物館に所蔵されており、高い価値を誇ります。
近代日本画を代表する画家・教育者
1889年、小野竹喬は岡山県に生まれました。
画家としての歩みを始めたのは17歳のとき。
当時、実力派の画家として知られていた竹内栖鳳に師事して日本画を学び、また京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に籍を置いて腕を磨きます。
伝統にとらわれない作風を編み出していた栖鳳の影響を受け、竹喬は伝統的な南画、やまと絵といった日本画に加え、西洋画の技法も身に着けます。
学校を卒業して7年後の1918年、竹喬は同級生だった土田麦僊らとともに国画創作協会を設立し、作品を発表して高い評価を得ました。
こうして新進気鋭の日本画家として知られるようになった竹喬は、戦前・戦中・戦後にかけて活躍。また戦後は作品を発表するかたわら後進の指導にもあたります。 1947年には母校で教授となり、多くの若い画家たちを育てます。 1976年にはその功績をたたえられ、文化勲章を受章。1979年にその生涯を閉じるまで、画壇の重鎮として存在感を発揮し続けました。
小野竹喬の代表作
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「郷土風景」
独特の色彩感覚で日本の山水風景を描いた作品です。 どこか南国風味のただよう明るい色調で、画家の目を通した風景が表現されています。 くっきりとした線描と鮮やかな色彩は竹喬ならではのものといえます。 現在は、京都国立近代美術館に所蔵されています。
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「奥の細道句抄絵・あかあかと日は難面もあきの風」
こちらも京都国立近代美術館に所蔵されている作品です。 タイトルの“奥の細道”とは、江戸時代の俳人・松尾芭蕉の著書名。全国を巡ってその風景を俳句に詠み、まとめたものです。竹喬はその中からいくつかの句をピックアップし、詠われた情景を絵画に仕上げました。この作品は芭蕉が金沢で詠んだ句を作品化したもの。太陽は夏のようにさんさんとしているのに、風には秋の涼しさが含まれている……そんな繊細な季節の移ろいを見事な色彩感覚で絵画化しています。
その他、「夏の五箇山」「波濤」などが代表作として知られています。
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