秋山信子(あきやまのぶこ)1928年–
秋山信子は、「衣装人形」の重要無形文化財保持者(人間国宝)として知られる作家です。
伝統的な衣装人形の技法を駆使しつつ、地元の大阪に伝わる伝統芸能の姿、また沖縄や北海道(アイヌ)、中国や朝鮮半島に暮らす東アジア各地の少数民族の風俗や歴史を伝える人形を主に制作しています。繊細で美しく情緒たっぷりに形作られた人形は高い評価を得ており、その作品は高い価値を誇ります。
日本が誇る人間国宝
1928年、秋山信子は大阪市に生まれました。
人形作りを始めたきっかけは、病気で仕事を続けられなくなったこと。通院していた病院の待合室に飾ってあった手作りの人形に魅せられ、自らも人形作りを始めます。1955年、京都で活躍していた大林蘇乃に師事して本格的に人形作りを学び始めました。
1959年に「望郷」が近畿支部第1回日本伝統工芸展で初入選を果たし、同じ年には全日本女流人形展で受賞。新進気鋭の人形作家として知られるようになります。
その後も近畿支部日本伝統工芸展や全日本女流人形展で活躍し、1963年には日本工芸会の正会員に認定され、1968年からは日本伝統工芸展の審査員を務めるようになります。 1978年には第25回日本伝統工芸展に出品した「大月」が文化庁に所蔵されることになり、人形作家としての名はさらに高まりました。「大月」は現在、東京国立近代美術館に所蔵されています。 その後も、1980年に発表した「命名」や1984年の「生け鳥」が文化庁所蔵となっています。これらの作品も、現在は東京国立近代美術館に所蔵されています。
1990年代に入ると、その長年の功績が認められて紫綬褒章(1990年)、勲四等宝冠章(1998年)を受章。また1996年には「衣装人形」の作家として人間国宝に認定されました。 2000年代に入ってからも精力的に活動を続け、主に地元の大阪を中心に古典や展覧会を開き、その作品は多くの人の目を楽しませています。 現在は人形作りのかたわら日本工芸会参与、大阪工芸協会相談役としても活躍しています。
秋山信子の代表作
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「『浜下り』木芯桐塑紙貼」
“浜下り(はまうり)”は、現在の沖縄県に属する八重山諸島で行われていた祭事で、美しく着飾った女性が島の浜辺で舞い、五穀豊穣を祈りました。 この作品は、女性をかたどった人形に模様を彫り込んで藍染の布を木目込むという技法で作られており、裾の部分に散らした銀砂子で衣装の美しさを表現しています。 この作品は現在、文化庁分室に所蔵されています。
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「命名」
1980年に発表され、文化庁所蔵となった「命名」は、生まれたばかりの赤ちゃんを抱く女性の姿をかたどった人形となっています。 母親の衣装や赤ちゃんを包む布が繊細に表現されているほか、母親の慈愛の深さを感じさせる優しい表情も見どころとなっています。
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