
マチュラン・モロー(Mathurin Moreau)1822年 – 1912年
マチュラン・モローは主に19世紀のフランスで活躍した彫刻家です。
父や祖父が著名な彫刻家として知られており、マチュランの弟であるイポリットやオーギュストも彫刻家として活躍しました。
マチュランは特にモニュメント(記念碑など)に関わる彫刻を得意としており、代表作のひとつである「ゼノブ・グラムのモニュメント」のほか、百年戦争の時代にフランスを救った少女ジャンヌ・ダルクの記念碑なども手がけています。その作品は現在でも有名な美術館の所蔵作品として、あるいはパブリックアートとして見ることができ、多くの人に親しまれています。
モニュメント制作を得意とした19世紀フランスの彫刻家
1822年、マチュラン・モローはフランス東部の都市ディジョンで生まれました。 父や母方の祖父が彫刻家として活躍していたこともあり、若くして彫刻家の道を志し、1841年にパリの美術学校であるエコール・デ・ボザールに入学。彫刻家のジュール・ラメらに学びます。 在学中には豊かな才能を発揮し、1842年には若手芸術家の登竜門といわれるローマ賞の彫刻部門に応募。惜しくも1位は逃したものの2位となり、話題を呼びます。
新進気鋭の彫刻家として知られるようになったマチュラン・モローは1848年、フランス芸術家協会の展覧会に作品を発表し、本格的なデビューを飾ります。 以後は第一線で活躍する実力派の彫刻家として、数々の作品を発表。1878年には、パリ万博に際して地球の6大陸をあらわす6つの像のうち「オセアニア」を担当し、高い評価を得ました。 1865年にはレジオン・ドヌール・シュヴァリエ勲章を、さらに1885年にはレジオン・ドヌール・オフィシエ勲章をそれぞれ受賞し、フランスを代表する彫刻家のひとりとなりました。
マチュラン・モローの代表作
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「オセアニア」
フランスの首都パリにあるオルセー美術館に展示されている作品です。 1878年、パリで万国博覧会が開かれた際、当時のフランスを代表する彫刻家たちがそれぞれヨーロッパやアジア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカといった大陸をあらわす像を制作しましたが、そのうちマチュラン・モローはオセアニア(オーストラリア大陸とその周辺)を担当しました。オセアニアの原住民の少女をかたどった像で、凛とした表情や躍動感あふれるフォルムが印象に残ります。
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「ゼノブ・グラムのモニュメント」
パリ工芸博物館の前に設置されている作品で、発明家のゼノブ・グラムの記念碑として制作されました。ゼノブ・グラムが自らの発明品を手にして厳しい表情を浮かべている姿が表現されています。電気関係でめざましい発明をしたグラムの偉大な姿が堂々たるフォルムで仕上げられた力作です。
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