黄永玉(こう・えいぎょく)1924年–
黄永玉は、現代中国を代表する芸術家のひとりです。絵画においては水墨画や油絵、版画などさまざまなジャンルをこなしています。文才にも恵まれ、随筆や詩などの著作が人気です。 パイプがトレードマークで、肖像写真が撮られる際には愛用の黒いパイプを欠かすことはありません。 また、その人柄の良さで親しまれている人物でもあります。香港では、可愛らしいネズミになぞらえた“ネズミおじさん”の愛称で親しまれています。 永玉もまた、ネズミを題材にした絵画や彫刻デザインなどを意識的に制作しています。
そんな黄永玉の作品は、写実などにはこだわらない戯画的なものに仕上がっているのが特徴です。 明るくハッピーで、ユーモラスな雰囲気に満ちています。 多くの人に好かれる作品であり、いずれも高い価値を持っています。
飄々とした作品を手がける現代中国を代表する芸術家
黄永玉は、1924年に中国河南省で生まれました。 創造性の豊かな子どもとして育った永玉は、15歳の頃から本格的な絵画制作をスタートさせます。 木版画から始め、のちに水墨画や油絵などもこなすようになりました。 中国絵画の世界においては珍しく、誰の弟子にもならずに独学で学び、独自の画風を確立します。 1940年代には、若くして個展を開くほどの知名度を持ち、特に香港で好評を博しました。 権威を笑い飛ばすかのような、肩の力が抜けた飄々とした戯画的な画風によって人気を博したようです。
しかし、1960~1970年代、表現の自由を暴力的に圧迫する「文化大革命」が起きた際には、永玉の作品は反動的であるとして批判の的となります。 結果的に、永玉は思想改造を目的として設置された「五七幹部学校」に送り込まれ、強制的な農作業を強いられます。 とはいえ、もちろんそれによって“思想改造”などがなされるわけもなく、文革後はそれ以前と変わらない画風の作品を数多く世に送り出しました。
2008年には、北京オリンピックの開催に合わせて制作した「中国=mc2!」が話題を呼びます。 そして現在に至るまで、第一線で活躍する画家として新たなファンを増やし続けています。
黄永玉の代表作
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「故郷荷塘」
永玉が、故郷である湖南省鳳凰県の荷塘(蓮池)の風景を描いた作品です。 伝統的・表現主義的な構図と色遣いで表現された蓮池と、淡くとろけるような花々、飄々とした水鳥たちの姿が見られます。牧歌的でファンタジックな、そしてほのかに郷愁を感じさせる1作になっています。
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「中国=mc2!」
2008年に開催された北京オリンピックに合わせて描かれた作品です。 オリンピックの「五輪」を表す5色の樹が幹を絡ませて大樹となり、5色の鳥が周囲を飛び回って祝祭的な雰囲気を醸し出すさまが表現されています。 国家を挙げた世界的事業の遂行を祝う、ハッピーなムードいっぱいの作品です。
その他、黄永玉の作品は『黄永玉木刻選集』『阿詩瑪木刻画冊』などで見ることができます。
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