小村大雲(こむらたいうん)1883年–1938年
小村大雲は大正・昭和にかけて活躍した日本画家です。
動物画や歴史画を得意としており、動物の毛並みや表情を正確にとらえる写生へのこだわりと、徹底的な時代考証を行ったことが特徴として挙げられます。特に、武士を題材にした作品を描く際には武具にこだわり、ついには自分で甲冑を作ってしまうほどだったといわれています。そんな大雲の作品は展覧会・博覧会で高い評価を受けており、現代においても高い価値を誇ります。
堅実な画風と正確無比な写生で知られる巨匠
1883年、小村大雲は島根県に生まれました。
商人だった父は画家になりたいという将来の夢に協力的ではなかったため、大雲は15歳で親もとを飛び出し、広島で活躍していた日本画家・宮田英春のもとで学びます。
2年後にいったん京都に移転しますが、1903年に再び英春のもとに戻ります。
そんな修行時代を経て、小村大雲が世に出たのは元号が大正となった1912年のこと。文展に出品した「釣日和」が入選してデビューします。文展においては、その後3年連続で入選を果たし、さらには1917年に出品した「畫舫」が特選となります。また1920年以後、帝展(文展から改称)に永久無鑑査で作品を発表し、そのかたわら審査員を務めるなどして活躍しました。 また明治神宮絵画館の壁画、久邇宮家の襖絵を手がけるなどしています。
こうして八面六臂の活躍を見せた小村大雲でしたが、1938年に死去。54歳でその生涯を閉じました。
小村大雲の代表作
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「虎渡河図」
六曲一双の屏風絵であり、タイトルにある通り虎たちが川を渡る姿を繊細で堅実な筆致で描いています。河川は水煙が立つほど流れが急で、大自然の厳しさをあらわしているかのようです。その中で渡河する5頭の虎は、おそらく一家族でしょう。逞しい父母と、めきめき成長を遂げつつある兄の3頭がその足で川を渡り、まだ幼い2頭の子虎は、1頭が父の口にくわえられて、もう1頭が母の背に乗っています。厳しい大自然の中、家族の情愛を感じさせます。
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「大楠公」
大楠公、すなわち南北朝時代に活躍した武将・楠木正成を描いた作品です。 身分の低い武士として生まれた正成は後醍醐天皇に忠誠を誓って戦い、天才的な軍略を活かして鎌倉幕府の打倒に貢献しました。この作品では、鎧を身につける前の直垂姿の正成が、太刀をわきに置いて今こそ立ち上がろうとしている瞬間をとらえています。 戦いに赴く武士の凛々しさと緊張感が、見事に表現された傑作です。
その他、「獅子図」などが代表作として知られています。
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