三坂耿一郎(みさかこういちろう)1908年–1995年
三坂耿一郎は、主に昭和時代に活躍した彫刻家です。新文展、日展といった官展で主に活躍し、写実性を重視しない作風で知られました。人物像を得意としていますが、モデルとなった人物が胸に秘めた感情がそこはかとなく伝わるような作品の数々は、見る人を魅了します。作品の中にはパブリックアートとして展示されているものも多く、いずれも高い価値を誇ります。
叙情豊かな作品を手がけた昭和の彫刻家
1908年、三坂耿一郎は福島県郡山市に生まれました。
若年の頃に彫刻家を志し、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進学。彫塑科を卒業した1937年には、早くも新文展で初入選を果たして注目されます。
その後、研究科に進んで学んだあと、清水多嘉示に師事して腕を磨きます。
本格的に彫刻家としてのキャリアをスタートさせたあとは、主に官展で活躍。戦後の1947年には日展(新文展から改称)で特選に輝きます。
日展ではその後も作品を出品するかたわら審査員、評議員なども務めました。
1970年には日展桂花賞を受賞。また1972年には日展文部大臣賞を受賞。1979年には日本芸術院賞を受賞し、名実ともに日本を代表する彫刻家のひとりとなります。 1980年代に入ってからも精力的に創作活動を続け、1986年には日本芸術院の会員となります。 1992年、勲三等瑞宝章を受章。1995年に死去(享年87歳)。 死後、遺族によって作品の多くが郷里の福島県郡山市に寄贈され、いくつかの作品はパブリックアートとして市内の各地に設置されています。
三坂耿一郎の代表作
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「ゆあみ」
福島県郡山市南1丁目にパブリックアートとして設置されている作品です。椅子に腰かけて髪を洗っている女性をかたどった裸婦像で、ポーズや表情にはどこかユーモラスな風情が感じられます。
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「渺(はるか)」
こちらも福島県郡山市のパブリックアートとして設置されている作品。ポールのようなものにもたれた女性が、はるか遠くを見つめています。三坂耿一郎は対象を緻密に表現するよりも、そこはかとなく醸し出される詩情を優先して彫刻作品を制作しました。この作品にも、さまざまな感情が渦巻く中で遠くを見据える人物の姿を叙情豊かにとらえています。
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「宮本武蔵」
こちらは、熊本県熊本市の武蔵塚公園に設置されている像です。江戸時代初期の剣豪・宮本武蔵の晩年の姿を表現しています。 宮本武蔵は晩年を熊本の地で過ごしており、武蔵塚公園は墓所のひとつとされています。 こちらの像は有名な二刀流の肖像画をもとにした作品で、生涯に渡って60回あまりの決闘を行って負けなしという武蔵の気高い姿を見事に表しています。
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