小坂圭二(こさかけいじ)1918年–1992年
小坂圭二は昭和時代に活躍した彫刻家です。
初期は裸婦像などの作品で評価されましたが、中期から後期にかけてはキリスト教の世界観を表現した作品を多く手がけました。代表作のひとつ「断絶の中の調和」はバチカン現代宗教美術館の買い上げとなるなど、高い評価を得ています。その作品は青山学院大学の礼拝堂をはじめ各地に展示されており、現在でも高い価値を誇ります。
雄大で荘厳なキリスト教世界を表現し続けた彫刻家
1918年、小坂圭二は青森県に生まれました。彫刻家を志して東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進み、1950年に卒業。彫刻家として活動を開始します。
しかしその学業の道は平坦なものではなく、戦時中は出征して中国やラバウルなどで兵役につき、制作ができない時期がありました。この期間中にキリスト教に惹かれた小坂圭二は、洗礼を受け、復員後はキリスト教の世界観を表現した作品を多く手がけるようになります。 また、1952年には彫刻家で詩人でもあった高村光太郎の助手となり、光太郎の代表作である「乙女の像」の制作のサポートを行っています。
1960年にはフランスに渡り、フランス国立美術学校に入学。彫刻を学び、さらにヨーロッパ各国やエジプトなどを回って見聞を広めます。帰国後はキリスト教的な世界観を深めた「世界の破れを担うキリスト」「断絶の中の調和」を発表。前者は1970年の大阪万博のキリスト教館に出品され、後者はバチカン現代宗教美術館の買い上げとなり、いずれも高い評価を得ました。 その後も活動を続け、1980年にはかつて助手を務めた高村光太郎の名を冠した高村光太郎大賞展で優秀賞を受賞。2年後も同展で優秀賞を得ています。 また青山学院大学などで教鞭をとり、後進の育成にもあたっています。
小坂圭二の代表作
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「断絶の中の調和」
バチカン市国の美術館に所蔵されているほか、青山学院大学の礼拝堂にも設置されている作品です。 2つに断絶する世界と、その真ん中で調和をはかろうとする人の姿が雄大な世界観の中で表現されています。格調高い表現が特徴的な傑作です。
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「小川原湖姉妹像」
青森県の小川原湖の湖畔に設置されている像です。 飛鳥時代、世間に絶望して都を出奔して旅に出た父のあとを追った玉代姫と勝世姫の姉妹は、小川原湖まで来たときすでに父が他界していたことを知り、それぞれ入水して命を落としました。作品はその伝説に取材したもので、哀しみの表情をたたえて向かい合う姉妹の姿が見事に表現されています。
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