
梶原緋佐子(かじわらひさこ)1896年–1988年

梶原緋佐子は大正・昭和にかけて活躍した日本画家です。
人物画、特に美しい女性の姿を描く美人画を得意とし、すぐれた作品を多く残しました。舞妓や芸妓といった女性たちを華やかに描く一方、社会の下層に生きる女性たちの逞しい姿を作品化したことでも知られています。その作品は美人画の伝統を見事に継承したものであるとされ、いずれも高い価値を誇ります。
美人画の伝統を守り抜いた女性画家
1896年、梶原緋佐子は京都府に生まれました。
京都府立第二高等女学校で学んでいたとき、美術講師の千種掃雲がその才能に気づき、卒業のタイミングで絵画を学ぶようすすめます。1914年、緋佐子は多くの弟子をとっていた日本画家・菊池契月のもとで学び、その門下における最も優秀な女性画家のひとりとして知られるようになります。
そんな緋佐子が画壇にデビューしたのは4年後、国画創作協会展に出品した作品が佳作に選ばれ、話題を呼びます。その後は、主に帝展に作品を発表。女性美を追求する美人画の数々を世に送り出し、当時を代表する女性画家のひとりとなりました。1930年からは大阪府女子専門学校で日本画を教える講師としても活躍。女性画家の卵たちを教え、育てました。
戦後も日展(帝展から改称)を中心に活躍し、1968年には評議員に、さらに1974年には参与に任命され、名実ともに日本画壇における実力派の女性画家として君臨することになりました。 その後も展覧会を開くなどして活躍を続け、91年の生涯をまっとうしました。
梶原緋佐子の代表作
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「曲芸師の少女」
繁華街で曲芸を見せて生活費を稼ぐ曲芸師たち。その中にいたひとりの少女にフォーカスを合わせ、作品化したものです。曲芸の最中ではなく、それが終わったあとでぼんやりと虚空を見つめる姿を描いているのが特徴といえます。女性たちの華やかな姿ばかりでなく、何気ない日常の一コマを切り取った作品を多く描いた緋佐子ならではの代表作です。
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「老妓」
かつては名妓とうたわれたこともあったであろう、老年に差し掛かろうとする花街の女性を描いた作品です。美しい顔立ちと固い表情が、華やかな世界の裏にある厳しい現実を垣間見せるような仕上がりになっています。また鏡の前で身支度を整えようとするその姿には、美への執念を持ち続ける女性の凄みも表現されているといえるでしょう。
その他、「矢場」「萌」などが代表作として知られています。
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