
辺寿民(へんじゅみん)1684年–1752年

辺寿民は、清代中期に活躍した江蘇省出身の画家です。
本名を維祺、字(あざな)を寿民、頤公といい、号を漸僧、葦間居士などと称しました。揚州で活躍した「揚州八怪」に数えられている金農、鄭燮をはじめ、多くの画家と交友関係を持っていたことでも知られています。
既存の枠組みにとらわれない斬新な筆致、溌墨を用いた独創的な画風を持ち味としており、主に花鳥画や山水画を描いたことで知られます。中でも芦雁を題材にした作品は秀逸で、「辺の芦雁」と称されるほどです。他にも数々の秀作を描き、清代中期の中国画壇に大きな影響を及ぼしました。
“揚州八怪”に劣らない人気を誇った名画家
辺寿民は1684年、江蘇省山陽(現在の淮安市付近)に生まれました。 当時、芸術文化が進んでいた揚州を拠点にしていた画家は多く、特に優れていた人物たちは総称して「揚州八怪」と呼ばれました。 たとえば金農、鄭燮がそれに当たりますが、辺寿民はそんな彼らと交友関係を深めていたといいます。 「揚州八怪」の面々は自由奔放な筆致を得意とし、従来と異なる作風を見せたことで知られます。辺寿民もそれに近い作風を築き上げたことから、「揚州八怪」の影響を強く受けたのではないかと考えられます。
以降、着実に腕を磨いていった辺寿民は、「揚州八怪」に劣らないほどの作品をいくつも描きました。 その多くが花鳥画、山水画であり、中でも芦雁を描いた作品は高く評価されました。 また、立体的な表現に成功した独自の作風が話題を呼んだこともあり、辺寿民の名は揚州に広く知れ渡ることになります。 その活躍は「辺寿民も“揚州八怪”のひとりに含める」という見解が生まれるほどで、当時の中国画壇に大きな爪痕を残しました。
辺寿民の代表作
-
「蘆雁画図」
「辺の芦雁」を代表する、1732年に描かれた作品です。 描くにあたり、没骨法が用いられているのが特徴。 輪郭線を用いて被写体を描く鉤勒法に対して、没骨法は“面”で被写体を描く技法です。具体的には、輪郭線を用いず、支持材に落とした墨を広げて被写体を描きます。 これにより、奥行きのある立体的な作品に仕上げています。 現在は、北京故宮博物院に所蔵されています。
その他、「蔬果花卉冊」などが代表作として知られています。
骨董品の買取品目一覧

※30%UP対象商品:骨董品、美術品、食器
※店頭買取・宅配買取は本キャンペーンの対象外となります。
※キャンペーンの併用は不可です。
骨董品・食器を
価値に見合った価格でお買取
作家名や詳細が不明な骨董品、食器でも
お気軽に電話・メールでご相談ください。
0120-961-491
受付時間 9:00~19:00 (年中無休※年末年始除く)
※お電話が混雑しており繋がらない場合は
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
はじめての方でも安心してご利用いただけます
日晃堂で骨董品・古美術品を
売るのはとてもカンタンです
-
1.連絡・持ち込み
Webフォーム、電話、持ち込みなどお気軽にご連絡ください。 -
2.ご訪問・査定
全国どこでもお伺いします。宅配・店頭買取もお気軽にご利用ください。 -
3.成立・お支払い
査定価格にご納得いただけた場合はその場で現金で買取価格をお支払いします。
買取方法~ご都合に合わせて選べる~
他店で断られた状態不良の
お品物でも
お気軽にお問合せください
独自の販売ルートを確立している日晃堂なら、以下のようなお品物でも、しっかりと査定することが可能です。
ご売却をご検討中の古美術品・骨董品がございましたら、査定は完全無料ですので、お気軽にお問合せください。
欠け
汚れ
変形
サビ
シミ
虫食い
骨董品・食器買取における対応エリア
日本全国どこからでもご利用いただけます。